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2024年5月の読書メーターまとめ

はっぱ
読んだ本
3
読んだページ
1011ページ
感想・レビュー
3
ナイス
53ナイス

2024年5月に読んだ本
3

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

はっぱ
ネタバレ遠藤彩見さん作『キッチン・ブルー』が好みの方におすすめです。健康志向で料理上手な泉とファミレス舌の旺介は新婚夫婦。泉はそもそも食にこだわりがなく、好物はタラコふりかけ。彼女は旺介をつなぎ止めるために、あるいは自分の価値を証明するために料理をするのです。旺介はそんなエゴで味つけされた料理から逃げるように…。”温かい食卓”=幸せではない、食に限らず幸せは条件で決まるものではないと思います。条件に囚われてしまった泉だって、ただ幸せになりたかっただけ。それは純粋なこと。ピュアとエゴは隣り合わせだとも感じました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
3

はっぱ
ネタバレ”ルール違反”にとんでもなく厳しい桃子。それは自身にルールを課して生きているから。次々と明らかになる家族の小さな秘密に桃子は裏切りだと大騒ぎするも、家族との間には温度差が…彼女の価値観は崩壊し自分を見失います。方向性が不健全ではあれ、桃子はルールを守ることで一生懸命自分を保とういたのだと思います。実は不倫をしている彼女には共感しないけど、善悪あるのが健全な人間だと考えると、極端なバランスの取り方なのかな…。ラストシーンはもの悲しい。でも、彼女の”癌”の根深さをリアルに感じる終わり方でした。
が「ナイス!」と言っています。
はっぱ
ネタバレ遠藤彩見さん作『キッチン・ブルー』が好みの方におすすめです。健康志向で料理上手な泉とファミレス舌の旺介は新婚夫婦。泉はそもそも食にこだわりがなく、好物はタラコふりかけ。彼女は旺介をつなぎ止めるために、あるいは自分の価値を証明するために料理をするのです。旺介はそんなエゴで味つけされた料理から逃げるように…。”温かい食卓”=幸せではない、食に限らず幸せは条件で決まるものではないと思います。条件に囚われてしまった泉だって、ただ幸せになりたかっただけ。それは純粋なこと。ピュアとエゴは隣り合わせだとも感じました。
が「ナイス!」と言っています。
はっぱ
ネタバレアパレルブランドの企画に熱意を燃やす理世と駆け出しのデザイナーのコトリ、二人の関係を描く物語。サクセスストーリーの中になんとなく危険な香りを感じながら読み進めると…理世はコトリの底知れぬ心の闇に引きずり込まれます。”コトリの心は穴の空いたバケツだ、どんなに努力しても水はくめない”と悟り、仕事を手放してでも決別を選択する理世。危うい人物とは関わらない。自分を守るためには最善の選択だと思います。かといってコトリを100%悪者にもできず…読後はなんだか救われない気分です。この救われない感じこそ、リアルなのかも。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/04(166日経過)
記録初日
2024/01/08(162日経過)
読んだ本
19冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
4990ページ(1日平均30ページ)
感想・レビュー
15件(投稿率78.9%)
本棚
0棚
自己紹介

読書は生きるために必須の糧であり、嗜好品でもある。そんなふうに感じながら本とともに生活しています。ライトな読書からヘビーな読書まで、とくに心動いた本の記録。

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