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2024年12月の読書メーターまとめ

千賀藤兵衛
読んだ本
4
読んだページ
1442ページ
感想・レビュー
3
ナイス
7ナイス

2024年12月に読んだ本
4

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

千賀藤兵衛
幼いころから山奥で巫女として修行してきた少女が、見込みがないというので下界に帰され、冷遇されている王子と出会って仕えることになる。この二人が多くの政治的課題、とりわけ外交に取り組む様を綴った物語。ですます調で語っており、おとぎ話めいた口当たりだが、その一方でものすごい毒のきいた社会風刺をたたえている。主人公と相方の王子の二人が、隣国の同世代の王子や王女と、各国の区々たる利害を超えて連帯するところが良い。若いっていいなと思いました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
3

千賀藤兵衛
戦争とそれに続く戦闘ロボットの暴走で灰燼に帰した世界で、コールドスリープから目覚めた人々が、最強の戦闘サイボーグの生き残りに出会って仲良くなる。しかしてそのサイボーグのかつての仲間が襲ってきて…という物語。秋山瑞人の「鉄コミュニケイション」によく似た筋だが、くだんのサイボーグが人間を素体としているところが違う。いきおい他の人間たちとの交流の質も違ってくるわけで、本作で見るべき点はそこだろう。破綻も特に見当たらず、よくまとまった作品である。
千賀藤兵衛
幼いころから山奥で巫女として修行してきた少女が、見込みがないというので下界に帰され、冷遇されている王子と出会って仕えることになる。この二人が多くの政治的課題、とりわけ外交に取り組む様を綴った物語。ですます調で語っており、おとぎ話めいた口当たりだが、その一方でものすごい毒のきいた社会風刺をたたえている。主人公と相方の王子の二人が、隣国の同世代の王子や王女と、各国の区々たる利害を超えて連帯するところが良い。若いっていいなと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
千賀藤兵衛
負傷して除隊を余儀なくされたローマ軍の士官が、かつて辺境で消息を絶った父とその所属する軍団の手がかりを求めて、今で言うスコットランドのあたり、ローマの支配の及ばない地方に入っていくという物語。冒険小説であるとともに、挫折に遭った若者が人生を問い直す青春小説でもある。面白い、優れた作品だが、惜しむらくは翻訳の日本語がまずくて、非常に読みにくかった。まあ、こういうことは翻訳ものには付きもの。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/04(372日経過)
記録初日
2024/01/04(372日経過)
読んだ本
73冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
23552ページ(1日平均63ページ)
感想・レビュー
45件(投稿率61.6%)
本棚
0棚
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