ついに迫る最後のとき。後村上天皇との信頼関係を築き上げた正行だったが、その戦略はあくまで徹底抗戦を唱える北畠親房によって崩壊。帝や民を落とすため高師直率いる大軍に突入する正行だった。 あぁやっぱり今村翔吾さんの本はハズレない。 このあとの正儀の物語も読んでみたい。

溜池に老女の他殺死体が浮かんだ。被害者は東大卒の元女子アナだが80歳を超えたいまも路上で客を取っていたという。県警捜査一課の湯口は捜査本部で所轄署生活安全課の蜘蛛手とコンビを組むことになる。蜘蛛手を筆頭にキャラの濃い体臭がむせるような登場人物たち。酷暑の岡崎で先の見えない捜査の中で捜査陣の対立が激化。果たして蜘蛛手の推理は正しく真犯人をあげることができるのか。 読み応えのある警察ミステリーでした。

徳川幕府が成立、日本で戦国時代が終わった頃、満州族が中国中心部に侵攻、明国を滅ぼし清国をうちたてた。 最後までこれに抗したのは国姓爺こと鄭成功とその一族。彼らは漢民族による中国支配復権を目指し南海に海洋王国を打ち立てようとした。 それにしても編年記体での500ページを超える記述。次々と出てくる中国の人名と地名。 難読でした。

ついに迫る最後のとき。後村上天皇との信頼関係を築き上げた正行だったが、その戦略はあくまで徹底抗戦を唱える北畠親房によって崩壊。帝や民を落とすため高師直率いる大軍に突入する正行だった。 あぁやっぱり今村翔吾さんの本はハズレない。 このあとの正儀の物語も読んでみたい。

楠木正成の嫡子楠木正行。父の遺志を継ぎ弟正時とともに南朝のために散った若き武将。 だいたいがそういう認識だろうが今村翔吾さんが描く正行は。 長い戦を止めるため北朝に下ることを考えるが足利家の内紛により足利直義、高師直いずれに頼るべきかと迷っている。 そこにおこる南朝後村上天皇暗殺未遂、天皇を守ることを頼まれた正行は。 下巻に続く。

猟奇犯罪捜査班第2作。 TVドラマではこの本人役を佐々木希さんが演じてましたね。 そして第1作からそうでしたが主人公藤堂比奈子のキャラクターが普通の天然キャラでドラマでの自ら殺人や死に近づこうとする危なっかしいキャラではないですね。 ストーリーはほぼ忠実なので安心して読めましたが。

波瑠さん主演でドラマ化された小説。 このあとシリーズ化されているので続けて読んでみたい。 ガンさんと東海林刑事以外の刑事さんはこれからいろいろと出てくるのかな？