どの話も心が温かくなる。 人は必ずその人生を終えなければならない時がある。 その時、誰に何を遺し伝えるのか。受け取った方はどんな想いが過るのか。 もし本当にこんな宅配便があったら、私は何を遺して託すのかな？ 続編もある様なので文庫本化を楽しみにします。

海が見える家シリーズの新章。 自給自足に憧れ、山の古民家を購入するのをみて「大丈夫なのだろうか」と心配になってしまった。 農業で生計をたてるのは並大抵では無い。 それでも夢に向かって進む文哉。 凪子と力を合わせて進んでほしい。

日本橋三越を舞台に6人の作家が紡いだ物語。 どれも面白くて、特に阿川佐和子さんの「雨がりに」はほっこりして、東野圭吾さんの「重命る　かさなる」は物理学者と刑事は有名人で、セリフがまさにあの方たちだった。 今度は違う百貨店の物語が読みたいなぁ。

部活が楽しい。仲間と居ると居心地が良い。 まさに青春な一冊。 弓道は所作が綺麗で見惚れてしまう。 試合だけじゃ無く、昇段審査も目指した初心者の3人はかつての楓の様に、弓道に嵌って行くのかこ、そして関東大会予選もどうなるのか。 次作が楽しみ

シリーズ第二弾。 今作は、通っている高校に弓道部を復活させる所から物語が始まる。 先輩や指導者が居て、いろんな事を教えて貰いながら活動するのが当たり前の部活。 そんな部活に先輩も指導者も居ない中の活動は大変だと思う。 それでも、仲間たちと手探りながらも活動をする姿も青春で眩しいくらい。 楓たちがこれからどんな弓道部を作り上げいくのか楽しみ。 次は次作「初陣篇」を読む。