奈月みたいな状態になってしまうとこうもなってしまうと最終的にカニバリズムに走ってしまうのか〜 道理を信じて生きる人のために合理で生きていくさまが恐ろしかった。

だいぶ前に読んだので忘れかけている。てへ！ ポールオースターが作るキャラクターは誰も彼も心の奥で傷ついたような気配がある。その気配が作中に霞を与えてただの親しみやすい話では終わらせない。

60年代のニューオリンズを生きた人々の特徴をこれでもかと誇張したような登場人物たちが暴れ馬イグネイシャスに振り回されるお話。 関わる人全てを困らせて巻き込んでいくイグネイシャスの傍若無人っぷりは読んでいて楽しかった。少しイグネイシャスと重なる部分があって恥ずかしかった〜。 好きな小説。

奈月みたいな状態になってしまうとこうもなってしまうと最終的にカニバリズムに走ってしまうのか〜 道理を信じて生きる人のために合理で生きていくさまが恐ろしかった。

思い出して手にしても指の間をいとも簡単にすり抜けていく記憶の中の人や言葉。思い出すたびに印象がかわりさらに難解なものへと形を変える。 部屋の中で一人。記憶を顧み孤独を忘れる。記憶を言葉に起こすと少し変化していく。