ふう、これで終わりかと思ったら、まさかの展開だった あと「これで役者がそろった」ってとこね

辻村深月さんの初読。面白さよりも哲学的な内容だなと思った。人間は自分のためにしか泣くことができないっていうのが心に残った。

ふう、これで終わりかと思ったら、まさかの展開だった あと「これで役者がそろった」ってとこね

最後のページですべてが繋がった感じで面白かった。

看護学生です。読みながら、そうなんだと思うこともあれば、まあそうだろうねと思うこともありました。最後は死生観についても語られていて、自分の生き方についても考えることもできました。

閉鎖病棟での生活を患者目線で描かれている物語。日本は精神科病棟の入院日数が世界で断トツに長い。患者たちは複雑な過去を抱えながら平穏に暮らしている。社会からの偏見もあり、退院したくても退院できない背景があった。また、警察は犯罪を犯した精神科患者をとりあえず病院送りにしてしまうのも良くないと思った。 看護師を目指す者として閉鎖病棟とはどんなところかがよく分かる作品だった。