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一度は読みたいと思ってた名作。正直、政治とか社会問題とか全く詳しくないしそんなに興味もないもので…今まで読んだ本の中でもめちゃくちゃ読み辛かった…。でもさすが名作、心理描写とか比喩表現がとにかく上手でしぐさや情景がはっきり想像できる。私の好みではなかったけど、それでもいろいろ考えさせられるというか、読んでよかったなと思う作品だった。

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ネタバレ面白かった……………やっぱ皆川博子さん好きだな〜〜…… 「決まった鋳型に嵌め込まれ、はみ出す手足を断ち切られねば…」っていう表現がすごく印象に残って何度も思い出している。最初から最後まで鷹を飼い慣らす行為を美化しなかった所が良かった。鷹と人間の友情…みたいな美談ではなく、自身のエゴによって鷹の命を利用し、そして最後には鷹によって命を奪われる…という形で幕を閉じたこの物語が大好き。さよちゃん、本当に強くてかっこいい女だ…

会津恋い鷹 (春陽文庫み 18-3)皆川博子

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あらすじ・内容

ナイス ★1

コメント(0)2025/02/10

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厭な気持ちになる話ばかりの短編集。ダーク朱川湊人さんが好きな人は好きだと思う。私は好き。自殺を賛美する個人サイトの管理人である厨二病のイカレ女子高生に対する解像度が高すぎて「作者さん男性だよね？おじさんだよね？」と思わず確認してしまった。一昔前はさ……こういう個人サイトがよくあったんだよな……懐かしいな………

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ネタバレ「犬っころの心」というワードが刺さって凄く印象に残っている。ジュラちゃん、ある意味カルメンやナオミよりもよっぽど魔性の女だったな…無邪気で愛らしくて可哀想で………でも2人は本当に幸せそうだったし、もっと幸せな2人を見ていたかった。ご都合主義のハッピーエンドも好きだけど、ハッピーではないけどどこか優しくて救いのあるこの終わり方が朱川湊人さんの醍醐味だとも感じる。私は好きだな…この全てが上手く行くわけではない感じ…。

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かなり好みが別れると思うけど私はかなり好きな作品。特に「いつか、静かの海に」が大好き。朱川湊人さんの描くこのすっきりしないというか…なんだか不気味な雰囲気の作品に惹かれてしまう…。仄暗い不快感も感じるし穏やかな優しさも感じるこの独特の空気感、なんなんだろう。好き。

赤々煉恋 (創元推理文庫) (創元推理文庫 F し 1-1)朱川湊人

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あらすじ・内容

ナイス

コメント(0)日付不明

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3部作1作目の開かせていただき光栄ですと比べると某キャラの深掘りがメインなのかな？という印象。でもキャラの深掘り大好きなのでこれもめちゃくちゃ楽しく読めた。ミステリ要素は前作よりも色々な事件が絡み合いすぎてちょっと思考放棄してしまったところはある。前作でしっかりキャラ萌えもしたオタクなので最後の1文に心臓を掴まれて帰って来れない。辛い。

アルモニカ・ディアボリカ (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-7)皆川博子

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あらすじ・内容

ナイス ★1

コメント(0)日付不明

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何年も前に買ってたけど登場人物の多さとか18世紀ロンドンとか解剖医とか馴染みのない要素が多すぎてずっと積んでた一冊。でもいざ読み始めたらあっという間に読めちゃったしめちゃくちゃ面白くて…もっと早く読めば良かった…！！後半の怒涛の伏線回収に「それも！？え！？それも伏線だったの！？」と唖然とさせられた。ミステリが上手い………！！本当に面白いし登場人物も魅力的で読み終わってからもずっとバートンズの事を考えている皆川博子さんを好きになったきっかけの本です。