ネタバレ物語の背景説明は上巻でほぼ終わっているので、下巻はエンディングに向けて一直線。 グレースとロッキーの友情の行く末は？地球やロッキーの故郷の命運は？ 一番の謎だった「グレースは何故プロジェクト・ヘイル・メアリーに乗っているのか？」が明かされる。 上司のストラットがグレースに突きつけた衝撃的な彼の本質。 あの言葉があったからこそ、最後の試練で手放すモノの大きさや その後に来るエンディングがとても眩しいものになったのだろう。 逃げ続けた弱虫が運命に立ち向かって一番大事なものを手に入れたのである。

ネタバレ物語の背景説明は上巻でほぼ終わっているので、下巻はエンディングに向けて一直線。 グレースとロッキーの友情の行く末は？地球やロッキーの故郷の命運は？ 一番の謎だった「グレースは何故プロジェクト・ヘイル・メアリーに乗っているのか？」が明かされる。 上司のストラットがグレースに突きつけた衝撃的な彼の本質。 あの言葉があったからこそ、最後の試練で手放すモノの大きさや その後に来るエンディングがとても眩しいものになったのだろう。 逃げ続けた弱虫が運命に立ち向かって一番大事なものを手に入れたのである。

ネタバレ謎ばかりの中で目覚めた主人公グレースが記憶を取り戻しながら地球の滅亡を回避するための一大プロジェクトに挑む…というSF大作。 専門用語が飛び交いまくりハードルが高い…と思わせつつも、親しみやすいキャラクター達の繰り広げるテンポの良い文章（これは訳者の力が大きい）。 冒頭ではSF+謎解き…と思わせつつ、途中から現れる異星人ロッキーとの凸凹コンビのバディ物の要素も加わっていく。 絶望的な状況でもノリよく振る舞うグレースの人柄に心を掴まれ、彼等の旅の行く末が気になる…という所で上巻終わり。続きが気になる。