「三月の局騒ぎ」と「六月のぶりぶりぎっちょう」の二篇。どちらも京都が舞台で、不思議な世界。おもしろかった。「本能寺の変の真相？なぜ、明智光秀が織田信長を殺したか？そんなこと、誰にもわからない。でも、その『わからない』から、歴史は始まるんです。」

「東京モノレール株式会社」に勤める4人の仕事と生活の小説。4人がそれぞれしっかり仕事をしていて、好感が持てる。「タクジョ」の高間夏子さんの話もチラッと出てきて楽しかった。私はモノレールに一度しか乗ったことがない。それもかなり前なので乗った感じとか風景とかを全然覚えていない。この本を読んですぐにでも乗りにいきたくなった。

「三月の局騒ぎ」と「六月のぶりぶりぎっちょう」の二篇。どちらも京都が舞台で、不思議な世界。おもしろかった。「本能寺の変の真相？なぜ、明智光秀が織田信長を殺したか？そんなこと、誰にもわからない。でも、その『わからない』から、歴史は始まるんです。」

四篇の短編集。四篇それぞれ違うテイストで、どの話も引き込まれる。さすが篠田節子さん、という感じ。