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2026年4月の読書メーターまとめ

ファイン
読んだ本
6
読んだページ
1902ページ
感想・レビュー
2
ナイス
12ナイス
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2026年4月に読んだ本
6

2026年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ファイン
ネタバレ戦中の価値観を戦後平然と翻す大人たちへの、若き大江の凄まじい怒りが結晶化したような一冊ではないかと。疫病で隔離された村に、見捨てられた少年たちが築いたつかの間の聖域。そこへ介入する脱走兵というシステム外の大人との交流と、その残酷な結末。保身のために少年を切り捨てる大人の醜悪さ。初の長編小説らしいが、既に大江健三郎だった。重層的な比喩と剥き出しの身体性が織りなす文体は大江を浴びたなと。
が「ナイス!」と言っています。

2026年4月の感想・レビュー一覧
2

ファイン
セヴンティーン。自慰と劣等感に溺れる17歳の少年が、右翼思想という無敵の鎧を纏う過程を描く。圧巻は風俗での絶頂と、天皇が直結する描写だ。性的な無力感を、国家という巨大な権威への陶酔で「強固な直立(勃起)」へと変換するこの心理は、現代のインセルが過激な排外主義に居場所を求める姿と重なる。60年以上前に、思想の正体を性という生理現象のレベルまで解剖してみせた大江健三郎の慧眼に戦慄した。コンプレックスに喘ぐ17の叫びは、ネット右派が溢れる今の時代こそ、より切実に響いてくる。
が「ナイス!」と言っています。
ファイン
ネタバレ戦中の価値観を戦後平然と翻す大人たちへの、若き大江の凄まじい怒りが結晶化したような一冊ではないかと。疫病で隔離された村に、見捨てられた少年たちが築いたつかの間の聖域。そこへ介入する脱走兵というシステム外の大人との交流と、その残酷な結末。保身のために少年を切り捨てる大人の醜悪さ。初の長編小説らしいが、既に大江健三郎だった。重層的な比喩と剥き出しの身体性が織りなす文体は大江を浴びたなと。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/06/24(321日経過)
記録初日
2025/06/24(321日経過)
読んだ本
156冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
49620ページ(1日平均154ページ)
感想・レビュー
30件(投稿率19.2%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
自己紹介

40代

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