ネタバレ長く実家暮らしをしていたことや、仲良くなりたい「人との距離感」の難しさを自分も感じているから、初めこそ栄利子に共感するところはあったものの常軌を逸した激しさが苦しかった。真織の登場からは怖くなり、指示に従って23人と寝ようと本気で考える栄利子を見てられなくなって止めようかと思った。あの状況で休職しても復職するところが栄利子の精神が普通じゃない。前向きなラストなのが救い。

ネタバレツナグの続編。「一人娘の心得」で歩美が奈緒に使者の制度を教えようか迷っている中、奈緒が使者を必要とせずとも自分の力で決断していく場面が清々しくてよかった。また続きが読みたい。

ネタバレ前半のワンオペのつらさや、産休育休社員のフォローで仕事の皺寄せがずっとくる無限ループなもやもやが自分も感じたことあり、共感できた。後半は、話の展開にリアルさが欠けているのと、茗子と亜希の意固地すぎるところが読んでいて苦痛で長く感じた。