原田病院。昔、というか今でも田舎の町医者ってこんな感じじゃないかな。でも、ここは病床も外科も内科も精神科もある病院。 最後の方に「外来にいても、入院になっても同じ医者が診れれば、患者も安心やろう。そしてできれば往診になっても看取りになっても、ずっと…」という、原田病院の院長の言葉がある。 ホント、理想の病院だなぁって思う。マチ先生はそれができるお医者さんだし、この病院の先生はみんなそう。 この病院にお世話になりたい。

AATを実施するDI犬(スピカ)とそのハンドラー(凪川遥)のお話。同僚看護師であり、若年性パーキンソン病でもある、武智詩織も重要人物。 詩織さんの病気がこれから進んで行き、心が折れそうになったとき、スピカがそばにいてあげて欲しい。

何だか、久しぶりに温かくて泣ける作品に出会った気がする。 ウイルス感染で、世の中が混乱していた数年間を小学生時代に味わった2人の女性の物語。 それぞれの子ども時代と、大人になってからの出来事が順に描かれている。 まだ、世の中はコロナ期から明けて間もないから引きずっている人は多くいるし、私自身も被害にあっている一人。でも、あと10年くらいすればその事を懐かしく感じることができるのかな、って思えることができた作品だった。

好きなフレーズがたくさん出てきた。「家族が病気にならないよう祈ることが大切なのではなくて、病気になったとき、そこからどう生きるかを考える力の方が大切」人は誰でも老いる、ということは病気にもなる。そうなったときにあたふたしないようにしておいたほうがいい。 「人を大切にできるのは、人から大切にされた人だけやねんな」作者がいかに家族を愛し、大切にされてきたかが分かる。 「バリアバリュー」という言葉もいい。世界中、バリアバリューにあふれたらいいのに。

原田病院。昔、というか今でも田舎の町医者ってこんな感じじゃないかな。でも、ここは病床も外科も内科も精神科もある病院。 最後の方に「外来にいても、入院になっても同じ医者が診れれば、患者も安心やろう。そしてできれば往診になっても看取りになっても、ずっと…」という、原田病院の院長の言葉がある。 ホント、理想の病院だなぁって思う。マチ先生はそれができるお医者さんだし、この病院の先生はみんなそう。 この病院にお世話になりたい。