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2026年4月の読書メーターまとめ

エンジュ/まるいつき
読んだ本
5
読んだページ
1960ページ
感想・レビュー
5
ナイス
118ナイス
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2026年4月に読んだ本
5

2026年4月のお気に入られ登録
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2026年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

エンジュ/まるいつき
 『イン・ザ・メガチャーチ』は、現代人がなぜ物語や共同体に惹かれるのかを鋭く描いた小説だった。久保田、澄香、絢子はいずれも愚かだから流されるのではなく、孤独や不安のなかで信じられるものを必要としていた。その切実さがよく伝わるからこそ、彼らが危うい場所へ向かってしまう展開が苦しい。物語は人を救う一方で、視野を狭め、支配の道具にもなり得る。その両義性をここまで冷静に、しかし突き放さずに描いた点が印象的だった。タイトルの『メガチャーチ』も、現代の巨大な物語共同体を象徴しているようで、とても示唆的だった。
が「ナイス!」と言っています。

2026年4月の感想・レビュー一覧
5

エンジュ/まるいつき
賞をめぐる物語でありながら、ただ「賞が欲しい作家」の話ではなかった。作品を愛するとはどういうことか。作家と編集者はどこまで近づいてよいのか。正しさや献身は、どこから危うさに変わるのか。読み終えたあとも、その問いがずっと残る小説だった。私はこの作品を読んで、誰かを深く理解したいと思うことの尊さと、理解したつもりになることの怖さを同時に感じた。だからこそ、作家にも作品にも、そして人にも、近づきすぎないための距離が必要なのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
エンジュ/まるいつき
ネタバレ救い方が控えめなところが魅力だと思った。全部が解決するわけじゃないし、傷も罪も消えない。過去の過ちを「だから必要な出来事だった」とか「これでよかった」とは決して言わない。でも最後には、正しいホームへ向かって、乗るべき電車に乗れたよと言えそうなところまで来る。大きな赦しではなく、小さく前へ進める感覚で終わるから、かえって本当に救われる。そんな気がした。
が「ナイス!」と言っています。
エンジュ/まるいつき
アリク・カーシェンバウム著『まじめにエイリアンの姿を想像してみた』は、地球外生命体の見た目を当てる本ではなく、生命に共通する法則から異星の生物、知性、社会、言語を考える本だった。著者は形態と機能、自然選択、情報、社会性を手がかりに、地球の生物学を宇宙へ押し広げる。特に印象に残ったのは、地球外生命を考えることが、そのまま生命一般や人間性を考えることにつながっていた点だ。未知を前にしても思考を放棄せず、科学を信じて問い続ける姿勢に強く惹かれた。最後には、宇宙の他者とわかり合えるかもしれないという希望も残った。
が「ナイス!」と言っています。
エンジュ/まるいつき
 『イン・ザ・メガチャーチ』は、現代人がなぜ物語や共同体に惹かれるのかを鋭く描いた小説だった。久保田、澄香、絢子はいずれも愚かだから流されるのではなく、孤独や不安のなかで信じられるものを必要としていた。その切実さがよく伝わるからこそ、彼らが危うい場所へ向かってしまう展開が苦しい。物語は人を救う一方で、視野を狭め、支配の道具にもなり得る。その両義性をここまで冷静に、しかし突き放さずに描いた点が印象的だった。タイトルの『メガチャーチ』も、現代の巨大な物語共同体を象徴しているようで、とても示唆的だった。
が「ナイス!」と言っています。
エンジュ/まるいつき
軽快でユーモラスな会話と、読むほどに気になっていく謎の配置がとても印象的な作品だった。探偵小説としての面白さがしっかりありながら、登場人物たちの過去や心の揺れも細やかに描かれていて、物語の奥行きを感じた。とくに人物同士のやり取りが魅力的で、思わず笑ってしまう場面も多い。その一方で、登場人物それぞれの事情や関係性にも引き込まれ、最後まで夢中で読むことができた。ミステリが好きな人にも、人間関係の機微を味わいたい人にも勧めたくなる一冊である。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/12/29(133日経過)
記録初日
2025/12/28(134日経過)
読んだ本
55冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
18650ページ(1日平均139ページ)
感想・レビュー
18件(投稿率32.7%)
本棚
5棚
性別
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