他の「物語」シリーズのように編年的に歴史を追っていくわけではないので、ビュザンティオン(ビザンティウム)→コンスタンティノポリス(コンスタンティノープル)→イスタンブルという都市の変遷を追って行くような内容を期待している方にはお勧めできない。著者はトルコ文学の専門家とのことで、イスタンブルの街を巡りながら、街の名所や建物をみながらその歴史や背景を追っていき、街の歴史を知っていくような構成。私が期待していた内容ではなかったが、イスタンブルの観光ガイド的に見ればなかなかの良書と思う。

正直どんな内容かと恐る恐る読み始めたが、気軽に楽しく読めてかつ勉強にもなる内容もある満足の一冊だった。大和川の付け替えや河内湾/河内湖など知っていた話から近代に入ってからの私鉄とJRの戦いの話など内容も幅広い。 まぁ沿線住民ごとの特徴であったり、地域ごとの気質みたいな話は正直眉唾だし、あまり根拠がないように思えるのと、大阪の文化史についてほとんど触れられていないのは残念。 ただ、自分も地元の歴史って意外に知らないものなので、大阪に限らず、他の都市でもこういった本がどんどん出ればいいなと思う。

他の「物語」シリーズのように編年的に歴史を追っていくわけではないので、ビュザンティオン(ビザンティウム)→コンスタンティノポリス(コンスタンティノープル)→イスタンブルという都市の変遷を追って行くような内容を期待している方にはお勧めできない。著者はトルコ文学の専門家とのことで、イスタンブルの街を巡りながら、街の名所や建物をみながらその歴史や背景を追っていき、街の歴史を知っていくような構成。私が期待していた内容ではなかったが、イスタンブルの観光ガイド的に見ればなかなかの良書と思う。