「出合いなおし」ではあがきがあったが、これは、本当に言うに言われぬ些細な出来事　誰もが胸に収めてしまいがちな…でも、積もり積もってしまうそんなことが拾い上げられていた　いやあ、よくもまあこんなに…作家の感性に敬服する

「ゆきちゃん」どんどん幼くなっていく…けんた君は上手に気持ちを合わせて友達になっていく　そういう心づもりを持っている…実際にその場面になればこんなにはならない　ならないがこうあってほしいと思う

江戸時代の介護事情…なるほど…で、介護は跡取りがするものだった…へ？いつの間にかそれが嫁がするものになってたのか？？？なんか昔のほうがずっとジェンダー指数高かったんじゃないのかな？？？面白かった　ほかの作品も読んでみようと思う

赤いお箸の先に一本のお蕎麦　それが…シンプルな線がとても楽しかった

アルバイトから初めて図書館司書になっていく　内容は興味津々どんな様子なんだろうと頑張って読んだが、翻訳物のあるあだろうか、どうも調子が一本で、自由に想像が動かない 少し残念

ラップを二度使うと頑張る姿勢がうれしい　「不味いものは食べたくない」というこの方のお父様の思い切りのよいわがままによく家族は付き合ったと思う　でも、そういう愚痴がやっぱりさっぱりしているのがいい　あはははと笑えてくる

初めてわが子を抱いたとき宇宙人のように感じた　ちっちゃいさんは、そういうものであるのか、そうして大人になるんだ　ちっちゃいさんを百科事典の項目のように淡々と語っているが、その目線は、わが子を眺めるもの…親といえるのか、でもその目線はやさしい親のもので　読み終わってほおおっと肩の力が抜けた

墨絵にも似た　一気に描き切った絵が、猫ののびやかで、しなやかな肢体を見事に描いている　ああ、こんなに描けたら楽しいだろうなあ

雑居…血のつながらない人間が吹き溜まりに吹き込まれたように家族で暮らしている　なんともいらいらするやり取りもお互いを思ってこそ　今私の国の政治家には、家族は同一の姓でないとだめだとおっしゃる人達がいる…この物語は、そんな小賢しい言い分を豪快に笑っているように感じた

いのちは時間　生きているってそういうことなんだ　黒板にひかれたチョークの線　対等に生きている　このお話を実際に聞いた子どもたちの心がうらやましい

ハチャメチャな元気の良さ　自由さ、突き抜けていて、うらやましいくらい壮大だなあ…気分がよくなる

読み終わって、すごい一冊だと思った　単に一秒一秒の積み重ねという数字の羅列ではなく、自分が生きている、そんなことも感じさせてくれた

かみ合わないやり取りにいら立つことなくジョージーは話しかける　寂しい思いも伝わってくるが、幸せな気持ちも感じられる　みんながこうあるべきとは思わないが、穏やかな時間が訪れることをやっぱり願ってしまう

図書館で何気なく手に取った　わけもわからずページをめくった　養豚業者の写真だろうと見当がつくが、その風景は、とてもそういう関係には見えない　ブタをいつくしみ、全身全霊で向き合っている人の姿が切り取られていた　すごい本に出合ったと感じた

「出合いなおし」ではあがきがあったが、これは、本当に言うに言われぬ些細な出来事　誰もが胸に収めてしまいがちな…でも、積もり積もってしまうそんなことが拾い上げられていた　いやあ、よくもまあこんなに…作家の感性に敬服する

被災した人々が日々を生きていくさまを、どこにでも見られるものと同様にその日常が描かれている　ふとした時に胸に沸くピカのこと　広島という街が負ったものが胸にくる

グリム童話「キツネと鶴」を思い出した　体形の違う二人がいさかいを起こし、お互いを認めるようになる　線画が軽妙で読み進めやすかった

本の作りに思わず手に取った　船の一生が、その装丁と同様に淡々と描かれている　読み応え、感じごたえなおある一冊だった

感じ方の違い、価値観の相違、出会いや別れの中で、いろいろな摩擦が起こり…いろいろ変化して…そんなことを感じさせてくれた