最初はクレジットカードを濫用する無知な夫。不良あがり？のバカな三人組みの話で、「おいおい！どこに行くんだ？」と思いましたが、奨学金に追われる二人の女性の話から本質に迫ります。勉強になる部分もあり、皆んな軌道に乗って順調かと思いましたが、やっぱり人生はいろいろありそうです。

最初はクレジットカードを濫用する無知な夫。不良あがり？のバカな三人組みの話で、「おいおい！どこに行くんだ？」と思いましたが、奨学金に追われる二人の女性の話から本質に迫ります。勉強になる部分もあり、皆んな軌道に乗って順調かと思いましたが、やっぱり人生はいろいろありそうです。

スキー場シリーズですが、ついにミステリーではなく恋愛小説になってしまいました。それも浮気の話だらけ。残念！

短編集ですが、それぞれの話が繋がっています。短編ごとの悩める主人公たちの淋しい様子がちょっと間抜けで、そこが読者を楽しませてくれるます。劇団ひとりの作品として話題になりましたが、本屋大賞にもノミネートされた秀作です。

５社に勤め、身を粉にして活躍したスーパーマンの様な人物像が描かれています。必ずピンチが訪れますが、案外簡単にクリアしてしまいます。段々とこの様な成功体験に憧れる人達が増えている様に思います。身近な転職者は上手くいってませんけど。何が違うのかな？

大学生が殺人容疑者となり、状況証拠が集まったことに危機を感じて、自らアリバイを確保すべく女神を探しに行くストーリー。先は読めてしまいますが、それでもウェアの話とか、女将の話とか、警察内の確執とか、面白いエピソードが織り込まれています。ライトな部類の東野さん作品でした。