読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

sakwai
読んだ本
29
読んだページ
3976ページ
感想・レビュー
9
ナイス
122ナイス

2024年4月に読んだ本
29

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

sakwai
図書館予約待ちで長いこと待たされてようやく読む。デビュー作とは思えない達者で破綻のない文章で驚くほどスルスルとむしろあっけなく読み終る。面白くなかったとは言わぬが、物語の時代と地域設定をここまで限定すると読み手も限定されてしまうような気がするが余計なお世話か。また主人公が無責任な中高生(失礼)だからこそあり得る物語とも言えるわけで、今後彼女がリアルな社会の中でいかに自分らしさを失わずに生きていくのかを読んでみたいとも思う。ということで次作も予約しました。「RPGの村人みたいな口調」につい笑ってしまう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

sakwai
水滸伝についてあれこれ楽しい話を集めてみましたという安易な本ではもちろんなく、水滸伝という物語の成立ちについて語ったむしろ学術的な本であった。これくらいで学術的なんて言ってくれるなよと高島先生には叱られそうであるが、次々登場する書名も著者名も馴染みのない漢字が多く(中国の書だから当然)、何度も前の頁を確認しつつの読書であった。それでも題材は面白さ保証つきの物語であるし先生のいつもの語り口もあって興味深く読み終える。肝心のテキストは横山マンガ版か北方水滸伝しか読んでないなんて言ったら更に呆れられるだろうが。
sakwai
いつもの図書館で処分本を”自由に持って帰っていいよ”というコーナーがあり、そこに並んでいた比較的美本の本書を発見し持ち帰る。数年前に亡くなったことは知っていたが、必ずしも褒められるような晩年でなかったイメージもあり。こういう焦点をずらした系のエッセイって、80~90年代のサブカル隆盛の頃は最先端で面白かったかもしれないが、今読むと過剰な自意識がやや鼻につく。問題は読了間近に、あっこの本まえに読んでる!と突然気が付いたことだ。もしや朧気な既読感が退屈を感じた原因か。途方に暮れた。呆然とした。いや茫然か。
sakwai
早めの図書館予約が功奏して早めに借りれて何より。前作同様驚くべきリーダビリティで読み始めたらあっという間に読了。もう終り?てなものである。今回は成瀬の父親目線の物語もあり大変興味深いが、なぜ彼女のような特異な性格が出来上がったかはよく分からないままだ。最後のエピソードが大団円ぽくてシリーズはこれで終りと宣言されてるような気がしたが、社会人成瀬の物語も読んでみたい。「隠蔽捜査」の竜崎みたいになったりしてね。前作の貴殿にもやや違和感あったが今回の呉間氏もな。「まんが道」か。安易に映像化されないことを祈りたい。
が「ナイス!」と言っています。
sakwai
登場人物が皆泣いて泣いて泣きまくって何とか読者も泣かそうとする浅田次郎の原作は必ずしも好みではないのだが、ながやす巧の宝石のような画との親和性は驚嘆せざるを得ない。まるで浅田次郎自身が描いているかのごとく。ってどういう意味だか分からないが。せめて「愛と誠」以降の、電子化されていない作品の電子書籍化を熱望する。特に「リングの鷲」を。kindleは当てにならないのでebookjapanにお願いしたい。
sakwai
ここで紹介される本の中で既読は一冊、他に読もうと思ったが結局読まずじまいの本が数冊。私の関心ある分野と重ならない書籍が次々紹介されるわけだが、高島先生の名調子で勉強不足準備不足の知ったかぶり本はコテンパンにやられるから小気味よく面白い。やや怖ろしくもある。もっともきちんと書かれた本については絶賛を惜しまないのもいつも通りで、興味はなかったが読んでみたいという気にさせられる良き読書ガイドでもある。高島先生とお呼びしたくなる所以である。今では殆どの本が古書すぎて高騰しているかそもそも入手困難であることが残念。
sakwai
著者の言葉は時に正論すぎて、その善意を押し付けがましいと感じる人もいるだろう。あるいは偽善に見えることも。しかし本人が「偽善活動」と笑い飛ばしているように、その発露に仮に邪な感情があったとしても、その行動で救われている人が存在するなら、むしろ偽善上等とも思うのだ。とにかく筆者は誰とでも会いどこにでも行き何にでも首を突っ込む。その行動力或いは好奇心たるや、これほど濃密な人生を生きることが余人に可能だろうかと思わせるほどだ。そしてエピソードの再現度が尋常でない。驚くべき記憶力。労苦も含めてある意味羨ましい。
sakwai
私のように横山マンガ版を拾い読みし肝心の吉川版は読んでおらずかろうじて北方版を読了したのみという素人に毛の生えたような読み手にも、充分楽しめた三国志についての案内本。しかし三国志といっても正史(公的な歴史書)について書かれているので、演義(小説)については日本に最初に紹介した湖南文山は"ヘッポコ文人"、吉川英治版は”変な小説”と、高島先生いつもながら容赦がないのは期待通り。中国の姓名字についても大変勉強になるが、難を言えば文庫だから仕方のないことだが肝心の地図が文字が小さくて見えづらいことか。
が「ナイス!」と言っています。
sakwai
図書館予約待ちで長いこと待たされてようやく読む。デビュー作とは思えない達者で破綻のない文章で驚くほどスルスルとむしろあっけなく読み終る。面白くなかったとは言わぬが、物語の時代と地域設定をここまで限定すると読み手も限定されてしまうような気がするが余計なお世話か。また主人公が無責任な中高生(失礼)だからこそあり得る物語とも言えるわけで、今後彼女がリアルな社会の中でいかに自分らしさを失わずに生きていくのかを読んでみたいとも思う。ということで次作も予約しました。「RPGの村人みたいな口調」につい笑ってしまう。
が「ナイス!」と言っています。
sakwai
懐かしさに思わず買い求めた電子本。単行本持ってたけどさすがに最早手元にはないわなと思いつつ読み始めたら何たることかこれが今でも十二分に面白いのだ。懐かしさの分下駄を履かせてしまってるかもしれないが、そう言えば「YOU」観てたしヘンよい大学の卒業証書持ってたし中古だがレコードも買ったし「Mother」は3作とも最後までやったし。思えば想像以上に家元の影響下にあった昔の自分まで何だか懐かしい。巻末に掲載されなかったコピーがまとめて載ってるが、掲載された分との明確な出来の差に糸井さんの容赦なさを感じるようだ。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/05/04(5505日経過)
記録初日
2010/01/15(5249日経過)
読んだ本
1060冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
292836ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
770件(投稿率72.6%)
本棚
11棚
性別
血液型
O型
職業
その他
現住所
埼玉県
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう