読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

すいみん
読んだ本
4
読んだページ
1088ページ
感想・レビュー
4
ナイス
6ナイス

2024年9月に読んだ本
4

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

すいみん
砂糖を軸に、世界がどのように変わり、そして繋がっていったかが比較的平易な文章で綴られている。現代に至るまで、これほどまでに大きな影響(禍根)を残していることに驚く。日本も奄美や琉球に砂糖のモノカルチャーを強いてきた歴史があるのだ。砂糖を利用してきたように見えながら、実は人間は砂糖に振り回されてきたのではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
4

すいみん
文明=宗教と捉え、宗教による価値観や思考、行動の違いを述べた本。キリスト教文明の人は終末観を持つため、将来の目標や締め切りを設定し逆算でスケジュールを決める。同じくキリスト教文明の人は最後の審判で自分の罪を説明しなければならないため、常に説明責任が果たせるよう文書を残す。カースト制は奴隷制を回避し、全ての人に私有財産権と家族、職業を割り当てる社会保障システム。儒教をベースとする中国は文人官僚で身分に関係なく能力で行政官僚となれる。などこうなっているのね、こういう考え方もあるのね、と興味深く読み進められる。
が「ナイス!」と言っています。
すいみん
従業員が腹落ちし自発的で前向きに仕事をしていくためには、経営者は教祖の要素が必要というのは納得。サピエンス全史では「多く人を動かすためには虚構が必要」と記載され、宗教も法律も資本主義も同じ動機で成り立っているとされている。そう考えると、宗教と経営が近しい原理であるというのはもっともな話である。
すいみん
砂糖を軸に、世界がどのように変わり、そして繋がっていったかが比較的平易な文章で綴られている。現代に至るまで、これほどまでに大きな影響(禍根)を残していることに驚く。日本も奄美や琉球に砂糖のモノカルチャーを強いてきた歴史があるのだ。砂糖を利用してきたように見えながら、実は人間は砂糖に振り回されてきたのではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
すいみん
対話形式なので読みやすい。大国が移民によって栄え、移民によって滅びていく様は、現代にも通じる。この原理を知っていても、世界のダイナミズムにはどうにも抗えないのだろうなあ。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/02(4556日経過)
記録初日
2012/05/09(4549日経過)
読んだ本
25冊(1日平均0.01冊)
読んだページ
8186ページ(1日平均1ページ)
感想・レビュー
20件(投稿率80.0%)
本棚
1棚
自己紹介

人文社会、自然科学系の本が好きです

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう