読みやすい、そして、わかりやすい。スーッと入ってくる。なんとなく、土台の部分から持ち上げてくれるような、そんな力強さを感じた。心に迷いがあるときに読むとよい気がした。

なんとも奇妙な家族・・・というのが第一印象。 二人兄妹の妹・佐和子の視点で描かれているけど、家族みんながいろんな方向を向いているようにも同じ方向を向いているようにも見える。 うまい具合にバランスが取れる微妙なところでつながっている感じなのかな。 家族の在り方なんて、何が正解なのかわからないし、そもそも正解なんてないと思うけど、自分が心地よければすべて良しだと思うな。 自分で選べないものには従うしかないわけだし。 佐和子は成長したらステキな女性になりそうな予感。

犯人は投降したのにまだページ数いっぱい残ってるよ？と思ったら、こんなふうに続くとはねー。 夏希、大活躍の巻。 今に続く過去の経験、実はこんなつながりがあったとはね。 似たようなパターンが多いシリーズだけど、今回はより面白かった。 第20弾って書いてあってびっくりしたわ。 こんなに続いてたのねー。

なるほど～、そういうことか！ 二人にこんなつながりがあるとは全然想像できなかった～。 出会いもあれば、別れもある。そーいうもの。 茜には自分の心と身体を大事にしてほしいなぁと思った。 SNSで身元捜ししちゃうなんて、今の時代だよね。

今回は瑠那の回かと思いきや、最後はちゃんと勢ぞろい。 今までに関わった当時の敵対勢力もいつのまにか味方になってるし。 やっぱり結衣には惹きつける何かがあるんだよねー。 結衣も凛香も瑠那も、相変わらず盛大に闘った感じ。 こんなに派手にやっていると日本中の至る所が焼け野原になってしまいそう。 予告に、次巻より最終三部作！！、って出てたから、ついに、ついに、本当の決着がつくってことなのかな？ どんな結末を迎えるんだろう？？？

このお話の内容のどこに矛盾？疑問？があるの？って、あとの指摘を読んでから前に戻るを繰り返す。 こんな些細な事でも謎が隠されているのか～、って面白かった。 最終ページの一文、見事にまとまったね。

読みやすい、そして、わかりやすい。スーッと入ってくる。なんとなく、土台の部分から持ち上げてくれるような、そんな力強さを感じた。心に迷いがあるときに読むとよい気がした。

シリーズ一気読み。これで完結か～。ドタバタ劇を通してみんなの成長がうかがえる。終わり方からすると、第二章的なストーリー展開があっても面白そうなのになぁと思ってしまった。

便利屋の多田・行天と関わりのある人たちのお話。なんだ、クセはあれどもやっぱりみんないい人たちばかりじゃん、というのが第一声。この人脈は便利屋という職業ならではなのかもね。

面白かったー。時たまクスッと笑えるような一文あり。多田の心のうちと、行天の行動のミスマッチさ。でもいいコンビなんだよね。

安定の面白さ。読後のほっこり感を味わうのにぴったりな本。おいしそうなお料理と恵の人柄、実在したら本当に常連になりたくなる（笑）