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進化は私たちに、欲得抜きに協力したいという衝動と、自分と関係の深い集団を傷つけてはならないという抑止を与えてくれた。:手助けが必要なときに協力してくれた者には、ちゃんとお礼をしないといけない。フサオマキザルはそのことを知っていたようである。:道徳的な規則は、いつ、どのように共感し、協力するかを教えてるだけで、共感や協力行動そのものはずっと昔から存在してきたことなんである。:私たちのやることに、人間ならではのものなどひとつもないのだ。
髪をいじることや服を整えることなど、話と関係が無い動作は、マイナスに働きやすい。頷きは相手の意見を聞いていることへのシグナリング。
知識人は物事を複雑にしてしまう傾向がある。つまり、秘伝を授けられた少数のものにしかわからない深淵で難解なものにしてしまう傾向がある。知識人が権力を握っている国では、平凡な仕事がプロメテウス的な事業になってしまう。大衆が、卓越した指導者なしに自己を統治し、運営していけることを、本当に信じている知識人にはまだ出会ったことがない。
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