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2024年4月の読書メーターまとめ

TONTON
読んだ本
10
読んだページ
4504ページ
感想・レビュー
8
ナイス
84ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

TONTON
素材と盛り付けは一見ミステリ仕立てですが、恋愛や結婚を素材としながらも自分の生き方を考えさせられる名作です。人を見下す傲慢さと人に付き従う善良さの振幅は、ワタクシの人生において今までも、そしてこれからも続いていくのでしょう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
8

TONTON
間もなく40年が経過するあの悲劇の原因は、圧力隔壁の修理ミスだと今日まで信じ込まされてきたワタクシもこの「新事実」には背筋が寒くなりました。多数の人間を長期間だまし続ける事はできない、と言われていますが、残念ながら、わが国民はお上の言う事には黙々と従う傾向もあります。本書で淡々と積み重ねられた証言を通じて浮かび上がる、この恐ろしい真実を、いつの日か白日の下に暴きだすためには、私たち一人ひとりが、権力の愚民化政策と欺瞞に対抗して自分の頭で思索しなければならないし、そのための教育から改革すべきだと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
TONTON
素材と盛り付けは一見ミステリ仕立てですが、恋愛や結婚を素材としながらも自分の生き方を考えさせられる名作です。人を見下す傲慢さと人に付き従う善良さの振幅は、ワタクシの人生において今までも、そしてこれからも続いていくのでしょう。
が「ナイス!」と言っています。
TONTON
帯によれば2023年度に色んな賞を獲得した大傑作ですが、驚いた事に著者はイギリス人だそうです。広大なアメリカの自然を舞台に、30年の月日と1000マイルの距離を超えるこの素晴らしいロード・ノベルを完成させるとは、いやあさすがに英国ミステリは奥が深いですね。週末に一気読みでした。
が「ナイス!」と言っています。
TONTON
梁石日の描く現代の東南アジアの腐敗と闇は、「血と骨」に描かれた戦後大阪の底辺の混沌にどこか通じているのかも知れません。悲惨と言う言葉では言い尽くせない、この腐臭にまみれた物語は、醜い現実に目を背け続ける私たち、いや私の胸を鋭く抉ります。
が「ナイス!」と言っています。
TONTON
この奇妙なタイトルは被害者と加害者、罪と罰、闇と光を表しているそうですが、切ない運命を共有する主人公の二人は「白夜行」を彷彿とさせますね。さて、今回は愛知県も主要な舞台の一つ。大阪出身の理系で東京にも造詣が深い著者はまた一つ舞台を広げて大傑作を生みだしました。映像化は間違いないですが、ヒロイン役は誰かな~。
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TONTON
後半はNHK取材班が執念で事故の検証に挑んだ大作です。偶然と僥倖によって最悪の事態は避けられましたが、十三年後の今もそのプロセスなど多くの疑問には答えが出ていません。これは廃炉までの道程がまったく見えていない事と同義であり、事故が収束からほど遠い事を、改めて読者に突き付けます。津波の想定など都合の悪い事に目を背け続けた東電幹部のやり方は、まさに太平洋戦争の「敗戦」を招いた官僚や政治家の態度に直接つながっています。人間は本当に核を制御できるのか?真の災厄が来る前に、我々は冷静に考えねばなりません
が「ナイス!」と言っています。
TONTON
テレビを通じて事故の様子をリアルタイムで見ていたはずなのに、このような実際の状況を知らなかった事に愕然としました。水素爆発したのは建屋であり、格納容器はメルトダウンしたものの、原子炉自体が爆発したわけではなかったこと、地震や津波が直接の原因で原発内で死亡した人はいなかったことなど(その点ネトフリのTHE DAYSはやや盛り過ぎかな)。手に汗を握りながら一気読みでした。
が「ナイス!」と言っています。
TONTON
梁石日の代表作で、北野武の映画も知ってましたが、痛そうな話なので、なんとなく敬遠しておりました。今回、文庫の新装版が出たのを機に手に取りましたが、いやあ予想以上にすごかった。凄絶で辛くて嫌な話なのに、金俊平の迫力に圧倒されて、最後までページを捲る手が止まりません。読み終えた後も余韻が残ると言うか色々な事を考えてしまうのは、やはりこれが優れた文学作品である証なのでしょう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/14(4057日経過)
記録初日
2013/04/10(4061日経過)
読んだ本
818冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
319080ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
661件(投稿率80.8%)
本棚
2棚
性別
年齢
65歳
血液型
O型
職業
営業・企画系
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

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