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2025年1月の読書メーターまとめ

koba
読んだ本
5
読んだページ
1820ページ
感想・レビュー
5
ナイス
28ナイス

2025年1月に読んだ本
5

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

koba
令和4年本屋大賞を受賞した本書が文庫本で刊行されたので手に取った。独国にとっては収奪、絶滅戦争、ソ連にとっては大祖国戦争として悲惨を極めた独ソ戦争を舞台にソ連の女性狙撃兵を主人公に展開する。ソ連軍幹部将校に「君は何のために戦う?」との問いに、彼女は「味方を守り、女性を守るため」と答える。それは独国が独ソ不可侵条約を破り、電撃的にソ連に侵入、快進撃を続けながら女性を蹂躙していた頃。ソ連の大反攻が始まり、今度はソ連軍による独国女性への蹂躙が始まる。題名の意味が明らかになる。同志とは誰なのか?敵とは何者なのか?
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
5

koba
本書は米内海相の密命で終戦工作に奔走した高木惣吉所有の資料を編者が昭和53年に刊行し、令和4年に文庫化されたもの。編者は三国同盟騒動時の米内海相秘書官。主に米内が海相を務めていた開戦前と終戦時の回想が中心。支那事変当初不拡大派だった米内海相は昭和13年1月15日の連絡会議で政府の一員として広田外相とともに、多田参謀本部次長が主張するトラウトマン和平工作の継続に強硬に反対した。半藤一利氏を始めその変節を非難する者は多いが、手記では杉山陸相と多田次長の衝突に触れるのみで、自らが反対した理由には言及していない。
が「ナイス!」と言っています。
koba
本書は’02年発行の文庫版。海兵、海大専科を卒業して省部に勤務した著者が日本海軍を「スマートで素敵な社会」と振り返える。海軍兵学校の教育システム、卒業後の少尉候補生の遠洋航海や艦隊勤務などを紹介し、過酷な訓練に耐えた下士官兵は優秀だったと強調する古き良き時代を懐かしむ書。海軍善玉論の根拠の一つである、命を賭して対米戦争に繋がる恐れのある三国同盟を阻止した海軍三羽にも触れて絶賛している。しかし、同盟推進派の石川信吾、神重徳や同盟調印時の海相及川古志郎らには触れていない。彼らも同じ海軍システムで育ったはずだ。
が「ナイス!」と言っています。
koba
令和4年本屋大賞を受賞した本書が文庫本で刊行されたので手に取った。独国にとっては収奪、絶滅戦争、ソ連にとっては大祖国戦争として悲惨を極めた独ソ戦争を舞台にソ連の女性狙撃兵を主人公に展開する。ソ連軍幹部将校に「君は何のために戦う?」との問いに、彼女は「味方を守り、女性を守るため」と答える。それは独国が独ソ不可侵条約を破り、電撃的にソ連に侵入、快進撃を続けながら女性を蹂躙していた頃。ソ連の大反攻が始まり、今度はソ連軍による独国女性への蹂躙が始まる。題名の意味が明らかになる。同志とは誰なのか?敵とは何者なのか?
が「ナイス!」と言っています。
koba
地球外生命の起源を研究テーマとする著者が、生命の起源について論じる。生命の基本である核酸(DNAやRNA)がいつ、どこで、どのようにできたのか。生命の起源を探る研究は、分子進化論の立場から深海の熱水噴出孔とする説や有機物を含む隕石の飛来により生命誕生に必要な材料がもたらされたとする説が有力らしい。最近ではNASAの探査機が小惑星から持ち帰った試料を分析した結果、DNAを構成する4塩基とRNAの構成に必要な1塩基やその他33種のアミノ酸が検出された。これは地球以外にも生命誕生の可能性を示唆するものとされる。
が「ナイス!」と言っています。
koba
江戸時代から続く邪馬台国論争は永遠のテーマとして興味深い。本書では遺跡・遺物の統計処理によって北部九州説を展開する。現状の考古学は「肉眼観察主義」による正確な観察と記述が目的となってしまい、蓄積された膨大な発掘記録があっても歴史を復元するには限界があると批判する。考古学を科学たらしめるには「観測値を分析し、それをまとめて法則を導き出すこと」と説く。そこで登場するのが蓄積されたデータを分析する統計学、確率論だと主張する。「魏志倭人伝」に記された遺物の出土場所の分布データから北部九州説は揺るぎないとしている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/05/07(4304日経過)
記録初日
2004/04/14(7614日経過)
読んだ本
1874冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
673658ページ(1日平均88ページ)
感想・レビュー
1274件(投稿率68.0%)
本棚
25棚
性別
自己紹介

1960年代文化をこよなく愛す。当時の大相撲、プロ野球、プロレス、映画、TVドラマ、ヒーロー物、歌謡曲、ポップスetc.古本屋、通販で入手。

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