ネタバレてっきり、野性味と聡さを備えるウメが、女だてらに銀山で活躍する話だとばかり思っていたけど、違ったのね。とはいえ“そうじゃない話”の方がある意味壮大なストーリーなのかも。憧れの銀堀にはなれなかったけど、菊と再会した際に「あたしはあんたが羨ましかった」と言わしめた場面は圧巻。嘉兵衛やヨキ、隼人、龍らの男たちとの関わりよりもずっと少ないけれど、菊との再会で“目の前の姿が全てではない”と思えて、やっと自らの生き方を受け入れることができたのではないのかな。生きることの官能･･･なるほどね、と読了後に分かった。

ネタバレやっぱり感覚が古いなぁって思う点もあって残念･･･。例えば、この世代はやはり皇室＝美智子様への思い入れは相当なのか、雅子様は（美智子様と違って）皇室の生活に色々と耐えられなかった、みたいな書き方は何だかねー。美智子様推しなら雅子様のこと書かなくてもいいし、マリコさんだって長く第一線で働く女性であれば、バリキャリの雅子様に寄り添って欲しかったな、と思うのよ。マリコさんに限らず、この世代、うんと下の世代は応援する感はあるのに、ちょっと下の世代の同性には厳しい印象よね。彼女らの特性を学ぶために読み続けてる（笑）

ネタバレてっきり、野性味と聡さを備えるウメが、女だてらに銀山で活躍する話だとばかり思っていたけど、違ったのね。とはいえ“そうじゃない話”の方がある意味壮大なストーリーなのかも。憧れの銀堀にはなれなかったけど、菊と再会した際に「あたしはあんたが羨ましかった」と言わしめた場面は圧巻。嘉兵衛やヨキ、隼人、龍らの男たちとの関わりよりもずっと少ないけれど、菊との再会で“目の前の姿が全てではない”と思えて、やっと自らの生き方を受け入れることができたのではないのかな。生きることの官能･･･なるほどね、と読了後に分かった。

ネタバレ穏やかな語り口だけど、料理をするという行為がないがしろにされている現状にシビアに警鐘をならしている印象。1章のAIの料理を巡って“面倒だと思ってもそれなりに頑張って料理をしてきたことが人間らしさを維持している”の考察、続く2章で“頑張ったことは全て自分の宝物”に救われた。同時に、料理に限らず、楽（合理性）を追究し過ぎることは人間らしさ（≒土井さんの言う情緒に近い？）を失うことだな、と考えさせられる･･･味付けしせんでええんです、のタイトルが沁みてくる。少し難しい内容だったけど、行きつ戻りつ咀嚼して読了。

ネタバレ苦い思い出が蘇った（笑）氷河期時代は似たようなことがあったよね、落とすとしたら誰？みたいなエグいやつ。嘘とだまし合いに満ちた就活なんて、ホントにバカバカしい。嶌さんも気付いていたけど人を評価するって難しい。見抜くというよりは、学生をお客さんとして（自己分析の手助けとなるような）何か気付きを得て帰って頂けるようにする、という心構えの方が色々見えてくるような気がする･･･どっと疲れるけど。社会人未経験の学生に求め過ぎだよね、個人的には大学生だもの、大学で学問をしっかり追究していれば良し！なんだけどな。