5篇の短編集。大切な人間関係が崩れ、傷ついた人たちが又人との関わりで少しずつ変化していくさまが優しく描かれていく。生きていくには辛い想いなしではいられない。少しずつでも癒やされることを願います。

大学の無料法律相談所が舞台。学生たちが持ち込んでくる問題を解決していくのだが、どれもスッキリしない。自分の理解力に欠けているためかもう一つだった。

経済的に苦労して大学を卒業した真央。その後も奨学金の返済などお金の苦労が付きまとう。バイト先でであった四葉さんとの関係がその先の人生を変化させていく。どこまで信じていいものなのか、ハラハラしながら話は進んでいく。なんとも不思議な展開だった。

悩める人に相談料（290円）に諸経費プラスで相談にのり、料理を提供する麦わらさん。ちょっと？　の相談もあったが優しい気持ちになりました。

高校の図書室が舞台の話。司書の駒子が書店員の針谷に手助けしてもらい学校内の事件を解決していく。本好きの人たちはこだわるところが人それぞれで面白い。楽しかった。

会社の後継者問題がテーマの短編、3篇。大なり小なりどこでもある様なだけお話だが上手くいってよかった。

ゲームみたいに交換殺人が始まり、でもその中に潜むいろんな感情についていけず、しんどい話だった。それでも最後はなんかホッとできる終わり方だった。

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結婚した相手が対立する忍者同士だったとは　というお話。現実ならありえないかな、でも面白かった。

松永久秀という戦国武将の一代記。悪名高い人のようだったが、一本筋の通った格好いい人。爽快な話だった。

5篇の短編集。大切な人間関係が崩れ、傷ついた人たちが又人との関わりで少しずつ変化していくさまが優しく描かれていく。生きていくには辛い想いなしではいられない。少しずつでも癒やされることを願います。

えにし屋シリーズ第二弾。行方不明になった子供に絡んで起こる事件。身勝手な大人たちに振り回される子供たち。少しでも未来に希望が持てるようになるといいな。

いつもの原田さんのような文体ではなく珍しい短編集。アートは添え物で人の黒いところがドロドロと現れているよう。

会社を早期退職し、退職金で喫茶店を始めたが半年で潰してしまい、今はお気楽に喫茶店巡りを楽しんでいる主人公。いくら好きでもよく食べたり飲んだり続くのがちょっと不思議。「あなたは何もわかっていない」といわれ、不倫の末一緒になった奥さんからも愛想つかされてしまう。のんびりおじさん、もう一度奮起する気になったみたいだが、ノホホンとしたままではとちょっと心配になってきた。