ネタバレなるほど。前巻の「玉依姫」と「弥栄の烏」で対になっている作りだったのね。時系列が被っていて前は神様と人間の事情、今回は山内の事情が明かされていく。前より謎解きの要素がある今作の方が断然面白かったけど、二冊に分ける必要はあまり感じなかったなあ。雪哉が無双状態ですっかりできる男になってしまった。かっこよすぎた。澄尾が望んだ役目とはいえ武人として再起不能なひどい目にあって、数少ない雪哉が自分をさらけ出せる相手だった茂丸を失い衝撃的な一冊だった。最後の涙が悲しく切ない。

ネタバレ裏表紙にクライマックス前と書いてあったから次巻で完結かな。寂しいけど３部になってから方向性が読みたいこととだいぶ違ってきちゃったから、あとは美しく終わらせてほしい。読者（私）が読みたいのはどう考えても正義とリチャードの話であって、第三者目線に変わったことやジェフリーとヨアキムが盛りだくさんなのも楽しくなかった。キャラクター文芸はエンタメとして読んでいるのでLGBTの苦悩やカミングアウト系も苦手。どうしてもってのならそこはやはり正義とリチャードでお願いしたい。真鈴もかわいそうだった。

ネタバレなるほど。前巻の「玉依姫」と「弥栄の烏」で対になっている作りだったのね。時系列が被っていて前は神様と人間の事情、今回は山内の事情が明かされていく。前より謎解きの要素がある今作の方が断然面白かったけど、二冊に分ける必要はあまり感じなかったなあ。雪哉が無双状態ですっかりできる男になってしまった。かっこよすぎた。澄尾が望んだ役目とはいえ武人として再起不能なひどい目にあって、数少ない雪哉が自分をさらけ出せる相手だった茂丸を失い衝撃的な一冊だった。最後の涙が悲しく切ない。

ネタバレいきなり舞台が現代日本の知らない女の子の視点になって大いに戸惑った。スピンオフなのかと思ったけどそうでもなさそうで、読み進めるうちに理解できたけど唐突に感じた。今後の展開に必要だったのかもしれないけど、山内の話が読みたかったので冗長に感じてしまった。