面白かった！展開が読めたというレビューをよく見かけるけど、自分の場合は全く想定できなくて予想外の展開の連続を楽しめた。途中のラブロマンス的な部分はちょっと冷めてしまっていたけど、ラストまで読み終えるとその部分も面白い要素だったと思える。怖い設定だけどなんだか終始楽しかった！

被害者の心情の変化をとことん追う。犯罪トリックや驚きの展開よりも、人間の少しの気持ちの変化がどんな言葉から、どんな出来事から起こるのか、この小説の中の細かいシーンから読み取れるのが面白かった。この作家さん好きなのかも！

はじめての今野敏さん。「確証」というかたいイメージのタイトルで小難しいのかと思っていたら、とても読みやすかった！そして人情味もあり、読み終えて気持ちの良い感じ。

面白かった！展開が読めたというレビューをよく見かけるけど、自分の場合は全く想定できなくて予想外の展開の連続を楽しめた。途中のラブロマンス的な部分はちょっと冷めてしまっていたけど、ラストまで読み終えるとその部分も面白い要素だったと思える。怖い設定だけどなんだか終始楽しかった！

不倫はバレてるんだね、結局。。殺人や不倫の罪の意識ってどれくらいなんだろう。と考える。罪悪感の感じ方って個人差どれくらいあるのかな。不倫に時効はないと言って罰を与え続ける側の気持ちは？本当に知りたく無い世界です。。

東野圭吾の作品は何冊も読んだけど、家族ものが好きなのかも。「赤い指」は序盤は苦痛が多けど、ラストまで何度も驚かされる展開や仕掛けがあって感動する。家族の中に犠牲にしても良い人なんている訳がないし、誠実でない愛なんて愛じゃない。「さまよう刃」が一番好きだと思っていたけど、赤い指もいい。。

ロマンティックに耽りたいときに。物語を読んだー！っていう気持ちよさがあった。

「手を伸ばしては引っ込めて、少しずつ何かをあきらめ、何かがちょっとずつ冷えて固まってゆき、私は大人という生き物に変わっていく。」そうそう、なんとなく自分たちは大人ではない特別な存在だと思っていたそんな時期があったなぁと。秘密があれば共有してひとつ特別が増えて、そんなことの一つ一つがまた自分は特別だという風に思い込んでいたな。そんな時期に憧れていたような舞台がまさにこの小説の中にある。苦しそうな登場人物さえ、美しくて憧れてしまう。

夜のピクニック、六番目の小夜子、ネバーランドの三作品は学園ものとして最高にひりひりする！小学生の頃のようにみんなで手を繋いでとはいかない、他人との距離感。遠慮とか相手を慮るとか、自分がどう見られているかとか、本当に難しい時期。読んでいて少し苦しくなりながらも、他人と向き合えている登場人物たちが眩しい。。

女になりたい。と女を降りたいを行ったり来たりする。顔やスタイルや愛嬌などを比べられることに一生疲れていくんだろう。恋愛に夢中になった時だけ、急にスイッチが入って、疲れずに女になれる。常に無意識で最高レベルの女でいられたら楽なのに。