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2024年4月の読書メーターまとめ

マッピー
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感想・レビュー
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ナイス
630ナイス

2024年4月に読んだ本
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2024年4月のお気に入り登録
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2024年4月のお気に入られ登録
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  • あら

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

マッピー
シリーズの4作目から読み始めてしまったので、たまたま図書館にあった1作目を借りて読む。一読衝撃。最初っからポーは規格外の刑事だったのだ。だって初登場のシーンでは、捜査上の重大なミスにより無期限の停職中。そこへ突然の復職命令。なぜなら連続殺人事件の死体に、ポーの名が刻まれていたから。頭の回転が速くて、他人の評価を気にしないポーは、ともすると周りの人を不快にさせることもしばしば。謎はいくつも現れて、その度に事件はその様相を変えていくのだけれど、そのいくつもの謎がすべて回収されていく様は見事。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

マッピー

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2024年4月の感想・レビュー一覧
19

マッピー
元祖コミック・エッセーと言っていいのではないでしょうか。食に関する感想、経験、うんちく、どれをとっても幅広い。世界のインスタントラーメンの食べ比べ(25種類)をして、イラスト付き感想を上げる。世界のアイデアお菓子(くだらない系)の紹介。もちろんイラスト付き。かと思えば、出来合いのイカ墨ソースを使って、いろんな料理を試してみる。イカ墨納豆とか、イカ墨麻婆豆腐とか、イカ墨たこ焼きとか…。美味しいオニオングラタンの作り方やたくあんのつけ方、なんてのも。とにかく好奇心旺盛なんだなあ。脱帽です。
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マッピー
紫苑はネズミたちの力を借りて、NO.6の高官を拉致し情報を得ようとするが、高官でありながら彼はほとんど情報を持ってはいなかった。ここで、黒幕は市長やな、と思ったのだが、すぐにそれはひっくり返される。市長の手足となっていろいろな薬品や道具を開発する研究者、どうも彼が市長を操っているように見える。頭はいいのに天然のお人よしである紫音。しかしネズミは、そんな紫苑に何らかの違和を感じ始める。これもまた、何かの伏線なんだろうけれど。紫苑とネズミが沙布を救出するために、いよいよNO.6に侵入したところで次巻に続く。
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マッピー
木曽義仲の巻に出て来た巴御前は、愛する人のそばで共に戦うことで生を全うしようとした。対して静御前は、運命に流されるままに見えながら、一筋に義経を愛し義経を信じて短い生涯を生き切った。享年19歳。美人であり、舞の達人でもあったのだろうけれど、義経が惹かれたのは7歳の時に生き別れた母を思い出させる部分、とこの絵本では言っている。実際のところはわからない。でも、その後の静を見ると、嫋やかでありながら一本芯の強いところは、確かに義経の母に似ているかもしれない。素直で純粋な義経が、いかにも惹かれそうなタイプだよね。
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マッピー
あれ?こんなに早く、竜種対牛種の話になったんだっけ? すっかり忘れてる。…人間で戦うなよ、と天の神様に申したい。広いアメリカ大陸のどこかで、竜童四兄弟と、従姉妹の茉理(まつり)及び彼女を守る三銃士たちは離れ離れになったけど、とりあえず次巻は番外編だそうだ。30年前に一度読んだきりとはいえ、展開を全く覚えていない。第二部以降、作者の政治的主張が激しくなって、急速につまらなくなったような気がしているけれど。
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マッピー
読んだのは単行本なのでこのタイトルなのだけど、文庫になった時に『ヒトコブラクダ層戦争』に解題されて、単行本の書影すらAmazonには残されていない。なぜ解題することになったのか理由がわからないので、もしかしたらタブーに振れてしまうかもと思うと、内容に踏み込んだ感想が書きにくいんだよね。とはいえ、万城目学お得意の荒唐無稽なほら話。今回はメソポタミア文明と恐竜を絡めて。やっぱり面白い。万城目学、好きだわ。でも、今回はちょっと長かったな。物理的に長いのはウェルカムなんだけど、真相の種明かしがくど過ぎた。
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マッピー
最初はとても読みにくかった。それでも、『独裁者の掟』『天獄と地国』と読み進めるうちに、これははるか遠い未来のパラレルな世界なのか?と思いはじめる。『キャッシュ』から、愛情と論理が対峙することで生まれる亀裂、それをクールに受け止めることも哀切をもって受け入れることもできるように書かれた作品世界にどっぷりと浸かる。『母と子と渦を旋る冒険』は、子どもの健気さと、母の冷やかさが哀しすぎる。『門』は、ネタバレになるかもだけど、大姉の正体がわかったところでオチがわかってしまった。これはハッピーエンドといっていいの?
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マッピー
一週間の旅行中、ずっとこの本を読んでいた。移動の飛行機や新幹線の中で、ふっと空いた時間の隙間で。広島に向かう飛行機の中で、広島の牡蠣がいかに美味なのかを読み、神戸に行く前日のベッドの中で神戸での飲食の喜びや楽しみを読む。随筆なのかと思いきや、明らかにこれは創作物というものも多く、どこまでを信じてよいのやら。もはやこれすべてが酔っ払いのたわごとなのか?普段だったら一気に読もうとしてしまうけれども、一週間かけてちびちび読んでよかった。だってずっと楽しめたもの。
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マッピー
精神内科医の識名愛衣は、眠りから醒めないイレスという、世界で400例しか見られていない難病の患者を3人も受け持っている。しかも全員同じ日に発症したのだ。これは、考察しがいがある話ですな。実は、愛衣には克服しきれていない大きなトラウマがあるらしい。そしてイレスの患者問題以外に、この地域には連続殺人が頻発している。(米花町?)『ムゲンのi』というのは<夢幻の愛衣>と、<無限の愛(情)>という、ダブルミーニングになる?下巻読了後も、この位満足できていたらいいのだけれど。
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マッピー
シリーズの4作目から読み始めてしまったので、たまたま図書館にあった1作目を借りて読む。一読衝撃。最初っからポーは規格外の刑事だったのだ。だって初登場のシーンでは、捜査上の重大なミスにより無期限の停職中。そこへ突然の復職命令。なぜなら連続殺人事件の死体に、ポーの名が刻まれていたから。頭の回転が速くて、他人の評価を気にしないポーは、ともすると周りの人を不快にさせることもしばしば。謎はいくつも現れて、その度に事件はその様相を変えていくのだけれど、そのいくつもの謎がすべて回収されていく様は見事。
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マッピー
相性が悪いのか、今まで読んだ作品のどれ一つも素晴らしいとは思えない作家が、この辻仁成だ。なにかこう気取ったような文体。不自然な設定から生まれる不自然な人間関係。言動に説得力のない登場人物たち。何よりも、主人公たちの不誠実さが嫌いです。でもこの作品は、設定こそ不自然だけど、李理香も基次郎も互いには誠実で、そこがいままでとは違ったな。でも、今後彼の作品は、もう読まなくてもいいなあ。私には合わな過ぎるので。
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マッピー
今回は新幹線の中で紅葉を人質に取られた伊織が奮闘する話の続きから。映画を観ていないと、突然現れるキャラクターに戸惑うし、愛着は持てない。映画化と関係あるのか、怪盗キットの話も収録。があ、それよりも何よりも、途中で終わった安室のターン。次巻で続きが描かれるのか?めっちゃ気になる~。
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マッピー
伊豆見翔人は、行き当たりばったりにひったくりやコンビニ強盗をし、見知らぬ山道に落とされてしまう。そこで、怪我をした老婆と出会い、金か物を奪おうと助けたことから翔人の運命が変わる。初めてかけられる「ぼうは、いいこ」という言葉。今まで翔人のまわりにはいなかった、こうなりたいと思えるおとな。本当に強い人と言うのは、どういう人なのか、道を踏み外してもやり直すためにはどうすればいいのか。もうしゃぼん玉のような、ふらふらと中身のない人生は嫌だ、と翔人は自分で決心した一歩を踏み出す。よい小説を読みました。
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マッピー
主人公の典子は、夫の死後、神戸で有名なフランス料理店を受け継ぎ、店を繁盛させてきた。と思ったら、乗っ取り騒動ですよ。一見紳士風だが違法行為も辞さないという悪党に目を付けられ、典子の店どころか近隣の金持ち土地持ちから財産を吸い上げようと、あの手この手で絡んでくる。ここがめっぽう面白い。信頼した人に裏切られたり、急遽雇った人に助けられたり。それと並行して、なのか、こちらがメインなのか、典子が夫の生前に買った絵の画家である高見雅道とのロマンス。こちらの方は、私にはピンとこないのだけど。ロマンスいらん。
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マッピー
これは売れない小説家の夏目夏子が、精子提供により一人で子供を出産することの物語である。作者が書きたかったのは、そこなのだと思う。けれど私は、姪の緑子の印象の方が圧倒的に強かった。彼女は、半年前から母と口をきかない。常に持ち歩いているノートに記された緑子の気持ち。この気持ちが、勝手に不安になって勝手に悲しくなって喋れなくなってしまった緑子の気持ちがとても苦しくて、読みながら窒息するのではないかと思うほどだった。『ヘヴン』とこれしか読んでいないけど、この作者、青少年の不安や怒りや絶望を書くのが上手いと思った。
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マッピー
紫苑が都市に住んでいた頃の、唯一の友だちと言っていい沙布が治安局に連行された。この巻で救出まで行っちゃうかと思っていたから、話の進みの遅さにちょっとがっかり。でも作者によると、その先の彼らの行動を考えると、誰かの血が流される可能性が高い。そのとき、彼らの若い魂の内が急激な変容を遂げざるを得ないとき、作者はその事実をどう受け止め、どう書くかを考えながらのこの巻の執筆だったらしい。作者がそこまで考え、彼らに寄り添うように書いたその先のストーリーを楽しみに待つことにする。
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マッピー
私の中で、平氏は海戦が得意というイメージがあったので、壇の浦の戦いでなぜ源氏が圧勝したのかよくわからなかった。義経の八艘飛びとか聞いたことあるけど、個人の技で決まるものなの?って思ってた。だから、絵本できちんと源氏と平氏の位置取りを図で示してくれたのは、大変わかりやすかった。あのあたりは潮の流れがとても速いうえに、流れが変わりやすいので(瀬戸内海もそうじゃなかったっけ?)、だとしたら徴用した船頭たちの実力差だったのかもしれない。扉絵の”石になった平家の女官たち”が哀れを誘う。
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マッピー
やっぱりダメだ。芸術に対する感度が、壊滅的に低いことを痛感する。なので、とりあえず知識を蓄えようと手を出してみたのだけれど、いやもう全然だめだ。例えば、奈良時代の仏像の写真を見る。素朴で温かみのある表情なのはわかる。けれど、宗教が精神のかなりの部分を支え、時代の社会生活を支えていた時代の人が捉える仏像と、歴史的遺物または芸術品として見る仏像では、同じものを見ても見えているものが違うのではないか。なんてことを考え出すと、もういけない。芸術よりも歴史だったり民俗学だったりの方に思考が行ってしまう。
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マッピー
この本に収録されている3編は、どれも家族を恋うる小説だ。そして、死を超えた先で主人公は自身の生れた意味や半生、そしてこの先の生き様への指標を得るのだ。『さいはての二人』で、美亜は朴さんの死を超えて「生まれてきて良かった。生きていて良かった」って思った。『約束』で、行雄は生まれてはじめて負わされた責任を、果たすことができた。『遮断機』の、おじいの「おねえちゃんはひとりでよくがんばったよ。おじいがいちばんよく知ってるさあ」ってこ言葉、誰かに行って欲しいよね?そういう人、そばにいてほしいと思う。
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マッピー
壮大な物語だった、ということは間違いないのだけれど、最初から最後まで、ついにハマらずに終わってしまった。髙村薫なので、くどい位に細かい描写が、いつかきっと物語世界に深く浸らせてくれると思ったのだが。原因は、主人公の吉田一彰の、あまりにも動かな過ぎる感情ゆえの、共感性のなさ、なのだと思う。小説は共感してなんぼだ、とは思わないけれど、あまりにもとっかかりがなさすぎる。もっと二人が「俺たちに明日はない」ような手に汗握るバディものかと思ったんよ。うーん、残念。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/22(3692日経過)
記録初日
2014/05/01(3744日経過)
読んだ本
3175冊(1日平均0.85冊)
読んだページ
909646ページ(1日平均242ページ)
感想・レビュー
3097件(投稿率97.5%)
本棚
2棚
性別
URL/ブログ
http://ameblo.jp/1adpadtask/
自己紹介

本を読むのがとにかく大好き。
読む時間がなくても、眺めているだけで幸せ。
本の話をするだけで楽しい。

そんなわけで、読書メーターをはじめました。
ジャンルを問わずなんでも読みます。


文章を書き始めると長くなる傾向があるので、ブログに感想を書いてからこちらでコンパクトにまとめています。

よろしかったらブログものぞいてみてください。

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