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2023年4月の読書メーターまとめ

rinakko
読んだ本
15
読んだページ
3237ページ
感想・レビュー
5
ナイス
38ナイス

2023年4月に読んだ本
15

2023年4月のお気に入られ登録
1

  • 藤

2023年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

rinakko
再読。『迷宮遊覧飛行』の自作解説で、また読み返したくなった。今回はあらためて「パラス・アテネ」にうとり。
が「ナイス!」と言っています。

2023年4月の感想・レビュー一覧
5

rinakko
純粋無垢な存在として描かれる13歳の少女ルイーズ、その美貌を目にして欲望を掻き立てられた大人たちの醜悪さが悍ましくて流石だ。ルイーズの心情には殆ど触れられず、物語の要でありながら美しさだけが際立ち、彼女はまるで虚のようだった。鏡に映った自身の肉体を見て“自分のからだを発見し”、不安と喜びを味わう場面が印象的だったけれど、その先へと踏み込むことはないまま。“そのエキゾチックな照明を浴びると、ルイーズの顔は異様な美しさに輝いて現実の世界から抜け出したように見えた。”
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
お目当ての特集「12人の“幻想”短篇競作」を堪能した。とりわけ好きだったのは、石沢麻依「マルギット・Kの鏡像」と高原英理「ラハンドーサ手稿」。川野芽生「奇病庭園(抄)」は書き下ろしの続きが楽しみ。あと、追悼・大江健三郎の〈対談〉島田雅彦×朝吹真理子も面白かった。朝吹さんの大江が好きすぎて気絶した話、いつ読んでもふふっ…となる。
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
“祈り。じつを言うと、わたしはたったひとつの祈り、キリストがみずから教えた主の祈りしか知らなかった。わたしはさまざまなひどい矛盾に満ちてはいたが、むかしからつぎの一点では変わらなかった。わたしは人間としてのキリストを愛していたのだ。” “その真実のために死ななければならないというのなら、わたしにはその覚悟があった。(略)わたしの周囲の世界は、悪夢のように消えてなくなり、わたしは愛しか存在しない別の世界のなかで呼吸していたのだが、その世界は真実だったのだ。”
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
再読。『迷宮遊覧飛行』の自作解説で、また読み返したくなった。今回はあらためて「パラス・アテネ」にうとり。
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
再読。〈夕かげは紅茶を注ぐやうに来て角砂糖なるわれのくづるる〉〈幾重もの瞼を順にひらきゆき薔薇が一個の眼となることを〉〈地下書庫に体熱を奪はれながらひとは綴ぢ目の解けやすき本〉〈薄明に活字褪せつつ亡びたる透明獣の名か、たましひは〉〈うつつとは病めるまぼろし手をのべて瑪瑙を馬(むま)の腦(なづき)へかへす〉〈こころとは異土のこと 尾を喪ひし人魚を夜の森に放てよ〉〈葩(はなびら)に顔を喰ひ荒らされながら運河走れりゆめ澱むなよ〉〈わがウェルギリウスわれなり薔薇(さうび)とふ九重の地獄(Inferno)ひらけば〉
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/07/22(5902日経過)
記録初日
2008/02/17(6058日経過)
読んだ本
3430冊(1日平均0.57冊)
読んだページ
1031688ページ(1日平均170ページ)
感想・レビュー
1735件(投稿率50.6%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/rinakko_may
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