ネタバレミステリ＋パニックホラーの組み合わせに不安を感じていましたが、すっごく面白かったです。 ミステリ要素もあるため、しっかり考えながら読んだのですが見事に外れました。 明智さんが良い味を出していたため、めちゃくちゃ残念でした…。 クローズドサークルを読んでいて感じるのが、キャラの強かさです。 冷静にならなきゃお話が進まないというのは分かるのですが、多分自分なら思考停止して使い物にならないと思うので(笑) 葉村君と剣崎さんは良いコンビになってほしいですね。

ネタバレ主人公に感情移入は出来ないけど、共感出来る所は沢山ありました。 読書中にずっとそわそわ不安になるのは初めてです。 ただ、子どもを「あげる」「もらう」のやり取りは、生理的に受け付けられません。 子どもが特別好きというわけではないですが、物のように扱う3人に対し読んでいて複雑に感じました。 恋愛とペットに対する愛は違うと思います。 片や生きる上での面倒を全て見て、片やそれぞれの個性を認め合い永い将来を約束するなら…。 目指す方向が違うと、何を取捨選択すればいいか分からなくなりますよね…つらい。

ネタバレ終始ゾワゾワするお話でした。 読後、トイレ掃除をしたくなります。 ホラーシーンよりも、いじめのシーンの方が怖かったです。 日本は陰湿とよく言われますが、海外はこんな感じなの…？ そこに恐怖です。 当たり前かもですが、会話のテンポやジョークが日本とは異なります。 それがオシャレすぎて…ジョー先生が皮肉屋なのに気づいたのは終盤でした(笑) 「ちょっとは誰かを素直に信じれば…」とは思ったのですが。 真っ直ぐに愛されなかった生い立ち上、そうならざるを得なかったのかと思うと、ちょっぴり悲しく感じました。

ネタバレ小さい頃、ピアノを習いたい！格好良いし綺麗！と憧れていたのを思い出しました。 凄く美しい作品です。 同時にどこかヒリヒリとした気持ちも抱きました。 不器用で好きなものですら周りと比較する事が癖になってしまった私は、努力する事が、報われなかった時に「無駄だった」と思ってしまう事が、非常に怖いのです。 『才能は、ものすごく好きだっていう気持ち』…始める前から、無駄だと決めつけてた私は最初から負けてたんだろうな…と、気付きました。 自分がやりたいと思ったのなら、頑張るのではなく、楽しまないとダメですね。

ネタバレ読後、思わず「え？」と言ってしまいました。 口裂け女みたいなホラーかと思いきや。 徐々に語り手の、『黄色いカーディガンの女』の方が怖いなと感じ。 最後は第2第3の『…の女』が現れる、無限ループオチかと勝手に感じました。 影が薄いとそこまで監視出来るものでしょうか…？ 黄色いカーディガンの女の行動基準が、全てむらさきのスカートの女だったので、凄く視野が狭く感じました。 損得や何の計算も無しに2人に接したのが、唯一子供たちだけ。 存在を認知してくれる人は、少なからずいるんですよね…。

ネタバレミステリ＋パニックホラーの組み合わせに不安を感じていましたが、すっごく面白かったです。 ミステリ要素もあるため、しっかり考えながら読んだのですが見事に外れました。 明智さんが良い味を出していたため、めちゃくちゃ残念でした…。 クローズドサークルを読んでいて感じるのが、キャラの強かさです。 冷静にならなきゃお話が進まないというのは分かるのですが、多分自分なら思考停止して使い物にならないと思うので(笑) 葉村君と剣崎さんは良いコンビになってほしいですね。

ネタバレノンフィクションだと信じたくないです。 妙子さんも家族との何かしらの因縁があるのか分からないですが。 受験に必要だったお金や生活費の大半は、別に妙子さんが工面していた訳でもなく。 結果だけを見て、実の娘の存在を否定したり手を上げる時点で理解出来なかったです。 父親や教師に対し、手を差し伸べるのが遅い！って思ってしまいました。 ですが、私があかりさんの立場だったり、第三者の立場だったとして、何が出来ただろう？と考えながら読みましたが、答えは出せませんでした。 せめて、今度は平穏な生活を送れますように…。

ネタバレ幻想的でとっても美しい表紙に魅了され購入しました。 日本は基本的に無神論者が多いイメージなので、信仰心ありきの本作は読んでいて新鮮でした。 エジプトの知識無しに読めるかな？とドキドキでしたが、意外と読みやすかったです！ 最後、カリが漸く報われそうで、じわりときました。 セティの正体…序盤のタレクの独白が伏線だったのかと、悲しくなりました。 友人や家族、同僚に囲まれていても、失ってからでないと周囲の本音や自分の気持ちにも気づけないのは切ないですね。 現世で私が死者と再会したら、発狂して失神だろうな…。