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2024年5月の読書メーターまとめ

shetland.
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感想・レビュー
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ナイス
50ナイス

2024年5月に読んだ本
25

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

shetland.
ネタバレある日部屋の鏡が光り、中へ入るとお城だったというメルヘンなお話。ドレスを着て狼のお面をかぶった『オオカミさま』という少女が案内役で、城の中に隠した鍵を見つければ、何でも願いが叶うという。集められた中学生達は、どこか影があり、底が深そうに見える。繊細な思春期少年少女の心理描写が緻密で、恐る恐るお互い気を許していく経緯が丁寧に描かれている。気の弱い主人公のこころはイジメで学校に行けなくなった。他の子も何かしら問題があって学校に行けない子供たち。怪しい伏線がぼろぼろ落ちていて、これはもしかしてと夢中になる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
25

shetland.
ネタバレ恋愛について書かれた短編集。妻、彼女、片思いの彼、母、色んな立場から恋愛が描かれていて、一話ずつ趣旨が違うため気持ちの切り替えが大変で、読むのに時間がかかる。一番印象に残ったのは、仕事を失った30代後半、投げやりな気持ちになってアフリカに行こうと思い立った彼女の話。予防接種会場で10年ごとに会う年齢も知らない年上の彼。仕事すら知らないが、話は面白いし、馬が合う。でも彼は決定的な関係は望まないし次に会おうとする気持ちすら持たない。仕方なく拒絶し離れるが、予防接種が切れる10年ごとにまた会う。印象的な関係性。
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shetland.
いつも通り面白いのに、自治会の皆とスタバに行って卒倒する神回も入っているのに、キ◯ガイ警官の正木が出て来て、読者の記憶を吹っ飛ばす。正木面白すぎるだろ…。こればかりは直接本編を読んで欲しい。正木見て笑わない人は心が死んでると思う。色んな人に「これ読んで」て見せて回りたいほど面白い。それにしても正木は安全に何かの恨みがあるのだろうか。正木と龍が一緒に行った旅行先で殺人事件でも起こって欲しい。そういう長編が心の底から読みたい。どうかお願いします。
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shetland.
ネタバレ働きながらやる漫画家。同人誌デビューした後にコロナ騒動でイベント中止が相次ぐ。完結したかったけど出来ていなかった代表作を自分で完結させるため、作品の契約解除を講談社に交渉し、その後イベントで手売りしながら漫画をひたすら描く。家族の入院の付き添い中も夜に病室で漫画を描く。本当に凄い。ここまでの情熱がないと、代表作も2巻で終わりだったと思うし、実は漫画を2冊出版したことがあって…と昔話をしていたと思う。30代社会人で漫画家デビュー、本当に凄い。勇気づけられるので、漫画家になりたい人は絶対読んだ方がいい。
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shetland.
ネタバレ社会人で、実は子供の頃漫画家になりたかった人は絶対読んだ方が良いと思う。永田氏は外科医で絵の仕事をするのが夢で、最高級の多忙を極める毎日から脱走し、仕事を非正規にし、美術予備校に入る。予備校でデッサンし、医療イラスト会社でひたすら大量のイラストを描き、漫画持ち込みをして(この勇気が凄い)漫画家となる。漫画家になったものの、『売れる』事が出来ず、連載が完結出来ない。売れ続けられない漫画は打ち切りとなるからだ。医師という最終保険カードがあるものの、家族を養いながら漫画家になる決断はどんな気持ちだったんだろう。
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shetland.
出前対決に八宝斎登場。いつも通りバタバタしていて、ひとっつも授業シーンは出てこない世界が最高。八宝斎が登場し町内下着泥棒、痴漢、盗撮、覗きとやっている内容が酷すぎて笑う。半裸で乳放りだして街を走っている女乱馬も最高に面白い。完全無欠な粒揃いなキャラクターデザインが素晴らしい。登場するキャラクターすべてが愛おしい。ただの三つ編みなのに、何で女乱馬はあんなに可愛いのが伝わって来るのだろう。あかねちゃんより小柄なのもかわいい。シャンプーも健気でいい。皆かわいいなぁ。
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shetland.
短編集だが内容が濃くきれいにまとまっていて、いつの間にかこの頭のおかしい夫婦に好感を抱いている。何か美術品の催し物がありそれ関連の人が殺され、泥棒の夫は盗みに入りたいがいつの間にかその切れる頭を捜査に利用されているという金型が出来上がっていて、それは毎回きっちり同じなのだが、なぜか飽きずに読んでしまう。泥棒の淳一は三十路過ぎらしいが、体を鍛えていて良く見たらイケメンらしいので、俳優だと誰だろうと考えてはみたが浮かばなかった。誰だろう?
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shetland.
ケンカ漫画と聞いていたので覚悟していたのだが、何とタイムリープもので驚いた。自分の元彼女が殺されたニュースをTVで見て、12年前の同じ日に戻り止めるという話。舞台が中学生のヤンキーの世界なので、俺は不良の世界を作る!だとか息巻いたり、学校行かずにファイトクラブ的遊戯に励んだり、ちょっとそれはどうだろうかという世界観だが、主人公の子の性格が根が真面目で一生懸命なので(何が格好良いかという考え方に同意は出来ないが)応援してしまう。こういう話だったのか。
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shetland.
ネタバレ脹相が味方になるし、九十九由基や乙骨くんや通称ドブカスが出てくるし、賑やかな巻。ラストスパートに向かって最初のギアチェンジをしたような感覚。乙骨くん素直だったあの頃から様変わりして今目に全く光がないけど、一体何があったのだろうか。アニメ第二期の終わりを跨いでいるので、アニメで先に見たい人はこの巻からネタバレになると思う。あちこちでバトルしているので、気が抜けない。次誰が死ぬのだろうか。虎杖君など死にすぎてちょっと心臓刺されたくらいでは全くびっくりしない。死んでもどこか納得すると思う。
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shetland.
ネタバレ刑事裁判官が主人公。ちゃんと法律職が監修しており、巻末の参考文献数がエグい。四角四面の男であるシュッとしたイケメンの坂間が、配属された部署にて変人に囲まれ成長していく。一人は勤務時間内にスマホゲームしているハゲで、もう一人は机でずっとポテトチップスを貪っているデブ。二人共裁判当日にはマスコミ避けのため本気すぎるコスプレで来る。だが二人共優秀そうで、出世はしないが実力がありそうだ。真面目な坂間がどう変わるのだろうか。
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shetland.
ネタバレパワーが早川家に追加され、姫野先輩達が出てきて、ようやく賑やかになってきたのに、姫野先輩死ぬの早すぎる。デンジにゲロチューしてすぐ死ぬとか、あんな不快感与えておいてすぐいなくなるなんて悲しいし何かズルい。アキも寿命が減る刀を抜いてしまったし、退場は早いと思う。作品のあちこちでデンジとパワーが下品に粗暴に騒ぎ常識人のアキが振り回されるのをずっと見ていたかった。十分に面白いんだけど、精神的に治安が悪い。『進撃の巨人』並に登場人物全員死にそうな予感がヒリヒリする。
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shetland.
ネタバレまたイギリスに戻り、連続して襲われるパブの問題を解決。赤裸々にイギリスがブレグジットに陥った経緯が描かれている。分断する富裕層と労働者階級。移民に仕事を奪われ困窮する労働者を怠け者と卑下する。増える移民をブロックするためEU脱退。労働者階級を虐めすぎたことから、自分で何も作れず弱体化するイギリス。これ、日本でも起こってないだろうか。東大阪の町工場はいくつ潰れただろう。小さな会社が労働者を育てる文化は消え、外から来た派遣会社やコンサルにお金を搾り取られる現状。八田さん、次は日本に来て欲しい。しかも中枢部に。
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shetland.
ネタバレ地政学漫画。全く新しい切り口。モーニングとかスピリッツとかそういうオッサンが読んでいる雑誌に載ってそうと思ったら本当にモーニングに載っていた。世界各国をメガネの美少女がコンサルとして飛び回り、今にも起こりそうな紛争を未然に防ぐ。イギリス、ミャンマー、タンザニア。企業案件だけでなく拉致などにも対応。行った先で虫やバナナのスープなど、ディープな現地料理を楽しむのもセット。線が太くてぶわっと勢いで描いたような絵なので最初は慣れないが、話の筋が面白いので楽しめる。八田さん、どうやってコンサルになったのかな。
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shetland.
安定して面白い。ただ元ヤクザが街で生活しているだけなのに笑える。読後に残るもの何もないのに次巻も絶対買うと思わせる魅力がある。読んだことない人絶対読んで欲しい。元ヤクザが遊園地行くだけなのに笑える。同業と張り合ってジェットコースターで前後に座って「まだ引き返せるぞ」とか煽って、お化け屋敷で恐怖のあまり大画面絶叫してるコマで絶対笑う。内容無いんだよなぁ…でも癖になる面白さ。
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shetland.
ポツポツと話が進んでいく。爆発的なキャラクタは登場しないので(裸スクワットモンク、沼に沈む女好き僧侶など)、精神的に全く凪の状態で最後まで読める。北に移動し帝国領に入ると、隠密が出てきたり政治的な話が増えてくる。魔王はいないのに北に向かうフリーレン達。最後死人に会って話して終わりなのだろうか。それとも魔王が復活したりするのだろうか。どこに着地するのだろう。
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shetland.
ネタバレ爆砕点穴登場。高橋作品は絶対夏には海でこんがり焼いてバタバタ暴れてくれるからいい。シャンプーは一度中国に帰ったけどすぐに戻ってきた。これは何か人気が凄すぎて退場出来なかったみたいな事情があるのだろうか(うる星のラムが主人公になったように)。確かにシャンプーは物凄くかわいいから必死になって退場させないでくれという気持ちはわかる。後半は格闘茶道。サラッと終わったが、内容アホ過ぎて思い出して笑う。正座したまま抹茶ばら撒いて目潰し!とかアホ過ぎる。いいなぁ。
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shetland.
ネタバレ最後の一行まできれいにまとまってるシリーズ。途中、犯罪者が保護司になれるわけないだろとか、自閉症患者が危険な医療廃棄物を扱うような仕事で雇われないだろうとか思うが、そういう事なら全部ありか!という三重構造がきちんと用意されている。あぁ、こんな事情があったなら、こんな無理も通るわなと。ポップな表紙なのに内容はグロテスクで、警察署が暴徒化した住民に襲われたり、社会の安全が脅かされている雰囲気を肌でヒリヒリ感じる。最初に怪しいと思った人はその通り犯人だが、その後ろにまだもう一捻りあるので、非常に楽しめた。
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shetland.
ネタバレまさに乱馬黄金期。何回読んでも全く飽きない。何という聖書。五寸釘が出てきて、乱馬の弱点が発表され、シャンプーとムースが出てきて、ババァに変なツボ押されてお湯に触れなくなり、火中天津甘栗拳。これだけの厚さの漫画でこの濃さ。高校生なのに授業中のシーンが体育ばかりなのもいい。乱馬のクラスが1年F組とバカそうなのもいい。全てがツボ。これを毎週連載で読めていた人が羨ましい。とんでもない漫画が載ってるってサンデーはアツかっただろうな。面白いのでもう一回読む。
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shetland.
妻が刑事、夫が泥棒というコミカルな夫婦。そんな訳あるかという漫画みたいな展開で話が進むので、リアルを求めている人は物足りないかもしれない。でも、ルパン三世を見ていると思って読めばめちゃくちゃ楽しめるのでお勧め(細かい部分を突っ込むのは野暮というか…)。相変わらず凸凹の名物夫婦がドタバタと捜査している姿が楽しい。妻が捜査は巧いが妄想と性欲が強くて、全く教養がないのに噴き出す。獣なのか?
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shetland.
新体操編、ペアスケート編が凝縮されて入っている。シャンプー登場回も含まれており内容が濃密。狂った小太刀とスケートペアで笑った後にシャンプーが出てくる衝撃は今も色褪せない。小柄な女らんまもいいが、シャンプーも本当にかわいい。なぜこんな魅力的で心臓を掴まれる女子ばかり思いつくのだろう。女らんま出現したらどよめきが上がるくらいなので、相当かわいいんだろうな。どの子も本当にかわいい。展開も甘酸っぱく青春していて、学園ライフも素晴らしい。風林館高校の制服に憧れた人も相当いるだろうな。
shetland.
2024/05/06 00:10

泣いて中国に帰る時のシャンプーの表情が本当に健気でかわいい。乱馬のこと本気で好きだったんだろうな。

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shetland.
ネタバレ撒菱のようにバラバラ撒かれていた伏線が全て回収されていく。もしかしてという予想は当たったが、全くがっかりした感じはなく、本当に良かったと安心する。こういう話は家庭に問題がある子が集まり不幸自慢になりがちだが、家庭の悲惨さで重みづけされるのではなく、個人のつらさに焦点が合っているのが良かった。「この程度のことで不登校なんて舐めすぎ」「たかが学校行くだけなのに」と思ってしまいがちだが、不登校生徒本人は真剣にそう感じて、そう言っているんだなと目が覚める気持ちがする。自分が中学生の頃はこんなに繊細だったんだな。
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shetland.
ネタバレある日部屋の鏡が光り、中へ入るとお城だったというメルヘンなお話。ドレスを着て狼のお面をかぶった『オオカミさま』という少女が案内役で、城の中に隠した鍵を見つければ、何でも願いが叶うという。集められた中学生達は、どこか影があり、底が深そうに見える。繊細な思春期少年少女の心理描写が緻密で、恐る恐るお互い気を許していく経緯が丁寧に描かれている。気の弱い主人公のこころはイジメで学校に行けなくなった。他の子も何かしら問題があって学校に行けない子供たち。怪しい伏線がぼろぼろ落ちていて、これはもしかしてと夢中になる。
が「ナイス!」と言っています。
shetland.
ネタバレ三知嵩、サイコパス過ぎて死んでた方が良くない…?慧は幼少の頃の三知嵩を不憫だと同情しているから生きていて欲しいと思っているだけで、後追いで調べれば調べるほど絶望的なのではと思ってしまう。内心清すら三知嵩の異常さには引いていると思う。ジャックや慧の特殊能力は便利グッズ程度のものだが、三知嵩のものだけ殺傷能力高過ぎんか?彼は今までに使えない人間を何人も殺しているし、もう見かけ上更正したってどうにもならないと思う。アイスランドの湖で死んでいますようにと願ってしまう。地域の安全のためには、それが一番正解だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
shetland.
ネタバレサイコパス三知嵩まさかこんな序盤で退場。三知嵩を連れて行った警官は存在せず、三知嵩は湖で氷漬けで死んで見つかった。腑抜けになった慧はジャックに日本に連れて行かれ、ジャックの所有する古く美しい日本家屋でリハビリする。アイスランドの冷たく乾いた景色から、豊かな日本の田舎の風景に変わり、少しずつ慧は癒やされていく。雨樋を掃除したり、茶道をしたり、大型バイクの後ろに乗ったり、身体を動かして心の中を色々と掃除して行くのはとても良いと思う。でも出した結論が「三知嵩は死んでない」だと、ジャックがっくりきただろうな。
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shetland.
ネタバレ三知嵩の事が重点的に進むわけではなく、じわじわと進んでいくので、最後まであんまり進展はない。話の途中下車が多すぎて段々慣れてくる。慧は17歳なのに熱心に仕事をして、リリヤのチェロと歌を聴きに行って感動して、清と連絡してなど、本当に普段通り。巻末のおまけ漫画で慧の過去が語られるが、おそらく親子関係に問題があり、慧が冷めているのも、三知嵩がサイコパスなのもそこに原因がありそう。そこが大して本人から語られないので逆に興味をそそられる。幸せな家庭に育った清と友達で、慧は何を考えていたのだろうか。
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shetland.
ネタバレ描いている人めちゃくちゃアメコミ好きそう…。アメコミのガッチリさとキメキメっぷりが苦手な人は多分合わないと思う。殆どの人に特殊能力がある世界で、何の能力もない15歳の少年がヒーローになるためヒーロ登竜門の有名校に入るお話。ビシッ!とかドキュン!とか画面のあちこちで決めポーズを取っている人がいるので、そういうのについて行けない人は先に進んではならない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/04/07(3363日経過)
記録初日
2015/01/05(3455日経過)
読んだ本
1569冊(1日平均0.45冊)
読んだページ
372321ページ(1日平均107ページ)
感想・レビュー
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自己紹介

本が好き。
小さな頃は、心配した親に
本を隠されていました。

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