4巻目にして1番ツラくてしんどくて愛しくて面白かった…。微笑ましい前半とは打って変わってルクレツィアが悪役になってからのなんとまあ読ませること。積み重なった前巻までの要素が受け継がれて顔を出すのもうれしい。狙撃の場所リーアンの部屋だよね。ドン底まで突き落として夜明けが見えてきたレーエンデ、最終巻への期待が爆上がる！

ネガティブとルサンチマンが横溢している。突然チートパワーが降って湧いたりしないし劇的なストーリーに巻き込まれたりもしない。最終的に現状が大きく変わりもしないけど、死なずになんとかやっている。それでいいじゃないか余力があったらちょっと上向いていこうと思えた。

前作『自分以外全員他人』の前日譚。やっぱりどうしようもなくネガティブで、自他の悪いところばかり目について精神を擦り減らしていく。前作にちらちらと名前だけ出てきて気になっていた夕子とのことも書かれていてよかった（つらかった）。

主人公がめちゃくちゃ繊細でネガティブ。数年前自分もこのくらい落ち込んだ思考の時期があったなあと半ば自分ごとのように読んだ。やっとなりたい自分になれると思ったたのに…ラストには胸がザワザワした

公衆トイレの暗い汚い臭いのようなマイナスイメージを払拭して刷新するプロジェクトの建築集。写真が多く、インタビューや図案も豊富でとても良い。公共性を意識しつつ美しさも志向したデザインも素晴らしいが、完成後のメンテナンスもしっかり考えられている。実際に行ってみたくなる。

すごくよかった。生と死の痛みがずっしりと心に染み渡っていく。詩の積層が小説になる形式も独特で目から鱗。

くにたろさんのイラストがかわいい。導入がやや唐突だが、小説風の対話形式でエネルギーの基本的なことを教えてくれる本。とても分かりやすくてスイスイ読めるのに、内容もしっかりしてて範囲も広い。注や引用元もちゃんと記載があるので安心感というか信頼感がある。

4巻目にして1番ツラくてしんどくて愛しくて面白かった…。微笑ましい前半とは打って変わってルクレツィアが悪役になってからのなんとまあ読ませること。積み重なった前巻までの要素が受け継がれて顔を出すのもうれしい。狙撃の場所リーアンの部屋だよね。ドン底まで突き落として夜明けが見えてきたレーエンデ、最終巻への期待が爆上がる！