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機関車先生と子ども達と島、そして作者が大好きになった。

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インドの人々が輪廻から解放され、幸せになれるのはいつのことだろうか。読み終わっても、そのような思いが消えない。

深い河 (講談社文庫え 1-41)遠藤周作

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あらすじ・内容

ナイス ★5

コメント(0)2016/08/31

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引き込まれて一気に読んだ。交わされる手紙の文面が、過去から未来、暗から明、死から生へと蘇生し、躍動感に包まれていく。愛憎や幸不幸を乗り越えて、懸命に生きようとする人間と人生に愛しさを感じながら、爽やかな気持ちで本を閉じた。

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誰もが、境遇は違っても、それぞれ何かしらを背負い、運命に飲み込まれそうになりながら強く懸命に生きている。いつの間にか私も、自分とここにいる全ての人を許し、愛しく感じていた。

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高校生の時に読んだが、その時はまるで自分とは無縁の未知の世界に衝撃を受けた記憶がある。今再読してみて、「自分」と一つになり妙に冷めた気持ちで読み終えた時、自分自身がすっかり老けて白髪になった気がした。

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闇が深すぎて読み進めないかもと思ったが、一気に読了した。罪、闇というものは、恐れ忌み嫌っているものではあるけれども、混沌として人間から切り離すことのできないものなんだろうと感じた。人間とはそんな危うく不安定なところにいて、力強く温かくつなぎとめてくれる存在が側にあれば、踏み外さずに現実の中で生きていけるということかなあと思った。

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)中村文則

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あらすじ・内容

ナイス ★30

コメント(0)2015/08/27

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何年か前に読んでとても心に残っていたのですが、スクラップアンドビルドを書店で見たからか思い出して、もう一度読みたくなり、こちらの詩集を購入しました。１度目は、涙なしには読めませんでした。あらためて読んで、やはり、認知症になられたお母さんと、献身的に介護されていたお父さんそして著者である息子さんとの絆、愛情、優しさに心打たれずにおれませんでした。挿し絵も優しく、そばに置いておきたい本のひとつです。