私は〈OZ〉でありながら、〈OZ〉の生態・存在意義・論理的構造について、客観的・包括的に、ある意味において、著しく矮小化させた形態によって定義し、ここに記述せねばならない。
私――自分自身、そしてまた最良の他人である彼――は、『読書メーター』という商業的プロセス、あるいは物質消費主義の助長および、その効率化を推し進める悪名高きサイトに、みずからを投身することによって、文化の退行的現象を社会学的にではなく、あくまでミクロ・スケール=個体単位において中道的・人文的に推察しつつ、その構造を暴きながら、あまたの妥協に甘んじる腐敗した読者たちに警鐘を鳴らしたいがために、この広大な情報空間の片隅で声を上げる。
「汝が私を見出さなかったならば、汝は私を尋ねなかったであろう」
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