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2024年6月の読書メーターまとめ

浅香山三郎
読んだ本
6
読んだページ
2395ページ
感想・レビュー
4
ナイス
99ナイス

2024年6月に読んだ本
6

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

浅香山三郎
朝日新聞の天声人語を担当した深代惇郎氏についての、たいへん行き届いた評伝。副題が「深代惇郎と新聞の時代」とあるやうに、メディアの中心に新聞があり、個性に富むさまざまなタイプの記者が居た時代の雰囲気をよく伝へてゐる。深代さんの下町育ち、ユーモア、海外経験など、経歴や人づきあひの仕方がベースになり、さまざまな要素がコラムに味わいを与へてゐた。「産経抄」の石井節など、同時代の名コラムニストの風貌にも、著者の記者といふ人種への愛情が感じられた。
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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

浅香山三郎

2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2481ページ ナイス数:120ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/619362/summary/monthly/2024/5 松本清張『波の塔』上下といふ分厚い本を読んだこともあり、冊数は二桁には達せず。

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2024年6月の感想・レビュー一覧
4

浅香山三郎
2021年8月刊。上方に住んでゐて、寄席に行くといふ習慣もないが、コロナ禍で東西の噺家さんたちのYouTube発信が増へたこともあり、ときおり眺めてゐる。3分の2は東京の、残りが上方の演芸家を紹介し、自由記述欄のトリビアが面白い。『かぶき手帖』や『プロ野球カラー名鑑』の寄席バージョン。
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浅香山三郎
第3分冊の第5篇「利子と企業者利得とへの利潤の分割。利子付資本」を収める。銀行・金融・為替といふ、いまとさして変はらぬシステムのなかでの資本のうごきを分析する。第3分冊は、第2分冊よりも分かりやすい。これは草稿の整理度合にもよるのだらうが、第3分冊の扱ふ内容のイメージし易さからも来てゐるのだらうと思ふ。
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浅香山三郎
江戸川乱歩コレクション第2巻の本書は、乱歩の海外ミステリについての、批評・紹介を収める。乱歩が作家であるとともに、海外作品の紹介に努めた人物といふことは、知識として知つてはゐたが、戦前から作家の文体とはまた違つた学究的な視角から、探偵小説論・探偵小説展開史を書いてゐることに驚く。短編と長編、文学全体のなかでの探偵小説の位置づけを始め、探偵小説の歴史を謎物語と悪漢小説と怪奇・怪談小説の3つの源流と、本格・サスペンス・ハードボイルドといふ3つの分流で説くなど、乱歩の整理は卓越してゐる。
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浅香山三郎
朝日新聞の天声人語を担当した深代惇郎氏についての、たいへん行き届いた評伝。副題が「深代惇郎と新聞の時代」とあるやうに、メディアの中心に新聞があり、個性に富むさまざまなタイプの記者が居た時代の雰囲気をよく伝へてゐる。深代さんの下町育ち、ユーモア、海外経験など、経歴や人づきあひの仕方がベースになり、さまざまな要素がコラムに味わいを与へてゐた。「産経抄」の石井節など、同時代の名コラムニストの風貌にも、著者の記者といふ人種への愛情が感じられた。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/10/15(3333日経過)
記録初日
2009/10/18(5521日経過)
読んだ本
2825冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
839602ページ(1日平均152ページ)
感想・レビュー
875件(投稿率31.0%)
本棚
240棚
現住所
大阪府
自己紹介

これから新しく読む本は、できるだけ感想を残します。過去に読んだ本は、読んでたことを思ひ出した時点で、登録しますけれども、感想までは書き切れない感じです。さういふ訳で、投稿率はべらぼうに低いのですが、ご容赦ください。

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