お久しぶりの伊良部先生。エピソードの切れが良すぎたせいかバカバカしいおふざけ小説のような感がこれまではあったような気がしてましたが、いやいやなんとどっしりと感じました。まゆみちゃんの切れがよろしいですな

いい本だったなー。よっこらしょと立ち上がるのを後押ししてもらったような気がするなー。直前に読んだ本が般若心経の入門書だったので「はるか遠くからの波動を聞く」とか「鳩には地球の磁場が目に見えるのかもしれない」ということがすんなりと胸に収まりました。こんなところで繋がって来るなんてと、なんか嬉しい気持ち。

ページがすいすいと捗り読後感も良かったです。設定が特殊なせいなのか、何かが自然じゃないというか、書き割りの前の芝居を見せられているような気がしてました。悪い意味じゃないんですが個性と云うことなのかな？と思ったりしてます。

まず6つの何やらを暗記して読み進めようとしましたが、ほどなく諦めました。とってもわかりやすく解説してくれようとしているのはわかる、のですが・・。以前物理学の解説書に突き詰めれば詰める程、華厳経に近づいていくようだとの文言があったのを思いだいました。何らかのイメージを思い浮かべてみようとしても、目の前ぼんやりとしたままです。うーむ。

お久しぶりの伊良部先生。エピソードの切れが良すぎたせいかバカバカしいおふざけ小説のような感がこれまではあったような気がしてましたが、いやいやなんとどっしりと感じました。まゆみちゃんの切れがよろしいですな