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2024年11月の読書メーターまとめ

unterwelt
読んだ本
5
読んだページ
2064ページ
感想・レビュー
5
ナイス
15ナイス

2024年11月に読んだ本
5

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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山口宇部の紳士服店がユニクロになり、そして現在に至るまでの軌跡を書いたルポ。ユニクロが今の姿になれたのは山口がファッションの流行から遠く、柳井正もファッションが大好きな人間ではなかったため、ファッション業界の「常識」から自由だったからではないかと思った。そして常に外からヒントを求めること(外には書籍も含む)、折に触れユニクロとは何かを問い続け具体化してきたことが今に繋がっているのかなと。個人的には玉塚社長更迭の下りは、起業家とサラリーマンの考え方の違いが鮮明に出ていて興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
5

unterwelt
2009年から2023年までの著者のメディア時評を軸に情報を素早く吸収しようとするのではなく、受け取った情報をあいまいなまま保持し時にやり過ごすネガティブ・リテラシーの効用を説く。著者は輿論と世論を区別し前者の重要性を説いているが、そもそも輿論を担うべき大学教授などの知識人層(そんなもの現世にいるのかとも思うが)が人々の情動に訴えますます世論が重視される時代では、ネガティブ・リテラシーの重要性を説くことがもはや精一杯という感もある。
が「ナイス!」と言っています。
unterwelt
「ポップミュージックの歴史は再発見と再構築の歴史」と音楽評論家が書いているのを読んだ記憶があるのだが(タナソーかもしれない)、様々な音楽ジャンルでリバイバルが行われていることが読むと分かる。特にニューエイジやアフリカ音楽の章は勉強になった。
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昭和歌謡前史からJ-POPに変わるまでの通史となっていることや戦前にもメディアミックス的な売り方があったり、開戦しても外来語が排除されてないことが分かり勉強になった。ただ音楽的な知識の問題なのか不明だが「『春よ、来い』は歌謡曲らしいメロディなのに、歌謡曲として見なされないのか」(『涙のキッス』だって歌謡曲に分類されないでしょう)という問題意識があっても良いのではと思った。この辺りは著者が日本人好みの哀感や哀愁にこだわりすぎているせいかもしれませんが。
unterwelt
落合博満が監督を務めた8年間を様々な選手やスタッフを軸に描いたノンフィクション。一つ一つの話は良質な短編ノンフィクションでありながら、落合博満という軸があるため長編としても優れている。というよりも「同じ場所から同じ人物を見続ければ変化が分かるはずだ」という落合が著者にかけた言葉の実践にも思える。あと自分で考え一人で来る人を邪険にしないのは意外でもあり、納得できる気もする。しかし「大事なのは契約である」という落合の考えは未だに浸透していないのかなと、佐々木朗希の件とか見ていると思ったりする。
が「ナイス!」と言っています。
unterwelt
山口宇部の紳士服店がユニクロになり、そして現在に至るまでの軌跡を書いたルポ。ユニクロが今の姿になれたのは山口がファッションの流行から遠く、柳井正もファッションが大好きな人間ではなかったため、ファッション業界の「常識」から自由だったからではないかと思った。そして常に外からヒントを求めること(外には書籍も含む)、折に触れユニクロとは何かを問い続け具体化してきたことが今に繋がっているのかなと。個人的には玉塚社長更迭の下りは、起業家とサラリーマンの考え方の違いが鮮明に出ていて興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/01/30(3255日経過)
記録初日
2016/01/05(3280日経過)
読んだ本
434冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
129302ページ(1日平均39ページ)
感想・レビュー
415件(投稿率95.6%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
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