ネタバレ面白かった。一気に読んじゃった。「◯◯の正体がどの人物か」っていうのが「読めちゃう」のではなく「意図的に読めるように、辻村深月自身に読まされていたな」と思う。意図的に読者に読ませた上でどう面白く、広げた風呂敷を畳むのかなと期待しながら読んでいたら、最終章で伏線だと思っていなかったところまで丁寧に回収していったので読んでいて気持ちがよかった。最終章本当に好きでうるっときてしまった。『V.T.R.』はイラストレーターさん目当てに買ってあるけど、辻村深月先生の他の作品も読んでみたい。

ネタバレ面白かった。一気に読んじゃった。「◯◯の正体がどの人物か」っていうのが「読めちゃう」のではなく「意図的に読めるように、辻村深月自身に読まされていたな」と思う。意図的に読者に読ませた上でどう面白く、広げた風呂敷を畳むのかなと期待しながら読んでいたら、最終章で伏線だと思っていなかったところまで丁寧に回収していったので読んでいて気持ちがよかった。最終章本当に好きでうるっときてしまった。『V.T.R.』はイラストレーターさん目当てに買ってあるけど、辻村深月先生の他の作品も読んでみたい。

ネタバレ特に前半がつらかった。主人公であるワトソンに共感できないまま愛とは……愛とは……愛愛愛愛愛の話。『ボヘミアの醜聞』、『四つの署名』、『ボスコム谷の惨劇』、『マスグレーヴ家の儀式』いろいろ混ぜた上にビットコイン、心臓のない白雪姫、人身売買、世界情勢と戦争、北センチネル島、オリジナル要素盛りに盛ってて読みづらい。他の人の感想も見たけど「詰め込みすぎ」これに尽きる。1巻からの伏線であるワトソンの過去はまだなにもわからない。4巻で完結するなら買ってもいいけどそれ以上続くならもういいかな感。本の装丁は好き