人魚姫、泡になったあと、妖精になって空にあがりつつ、王子とお妃にそっと別れのキスをしていたという話の続きがあってとっても救われた(^^)王子も人魚姫の存在に気付いたのか、海の泡を見ていたと。どの話も（救いのないような話でも）意外と猛毒ではないし、グロがない！イソップ童話と混同していたか。

人魚姫、泡になったあと、妖精になって空にあがりつつ、王子とお妃にそっと別れのキスをしていたという話の続きがあってとっても救われた(^^)王子も人魚姫の存在に気付いたのか、海の泡を見ていたと。どの話も（救いのないような話でも）意外と猛毒ではないし、グロがない！イソップ童話と混同していたか。

ドストエフスキ部分について「罪と罰について」「白痴について」「未成年の独創性について」「地下室の手記と永遠の良人」「ドストエフスキイの時代感覚」 これからちょいちょい小林さんの助けを借りそうな予感。

白痴第三編の途中からラストまででこの本の半分ぐらいを占める。残りは初恋、貧しき人々、年譜、貧しき人々と初恋の解説。

白痴第三編の途中までと白痴の解説。白痴の非常に印象的なラストで振り出しに…、公爵についての印象も二転三転。同情的な理解者ですら途方に暮れさせる、こういうのが本当の悪魔なのかもしれないとも思えてきた。「小説は、大急ぎで書かれたし、長たらしいところも多いから、成功はしなかったが或る点では成功したのです。物語などどででもいい、大事なのは私の概念です」@ストラアホフ宛の手紙（小林秀雄の「白痴について」）その私の概念というのが掴めなかったが、抜群に引き込まれた。何度も再読したくなる。