ちょうど自民党総裁選と衆院選のタイミングで、マスメディアの報道における「真実」について改めて考えさせられる作品だった。作者の新聞社勤務経験からくるマスコミの情報に対する特権意識の問題点を織り込んでいて、作中に出てくる、普段当たり前のように読んでいる新聞記事が正しい物として無条件に受け入れている読者への警鐘として受け止めたい。

数々の名著で引き付けられ、今は日本保守党代表としてYouTubeでも楽しい番組を配信されているので この人の知識の深さと、その話術の魅力を再認識できた。

数々の名著で引き付けられ、今は日本保守党代表としてYouTubeでも楽しい番組を配信されているので この人の知識の深さと、その話術の魅力を再認識できた。

ドクターホワイトの2作目、白夜の正体や謎の組織が判明するが、その背景には…。途中の癌治療方法のところは難しく、やや長かったが、終盤の収まりと白夜の成長に安心。順番の3作目が手元にあるので楽しみが続く。

ちょうど自民党総裁選と衆院選のタイミングで、マスメディアの報道における「真実」について改めて考えさせられる作品だった。作者の新聞社勤務経験からくるマスコミの情報に対する特権意識の問題点を織り込んでいて、作中に出てくる、普段当たり前のように読んでいる新聞記事が正しい物として無条件に受け入れている読者への警鐘として受け止めたい。

初読み作家さんと思ったら二冊目だった。このところミステリー、サスペンス、警察ものをそれなりに読んできたが、この作品をそんなジャンルで括ったら失礼にあたるほどの傑作だ。無実の女性のハラハラドキドキの逃走劇にあっという間の読了。さらに、その裏に隠された真実の深淵に、この作家さんの経歴からくる力を感じる作品だった。

7人の作家さんによるホテルにまつわる短編集。好き嫌いがはっきりしていたが、何とか読み終えた感じ。

文庫本の上下を並べた雪山と旅客機のカバー写真がまず傑作。内容も悪いはずがないとの期待を裏切らない傑作。沢山の方が感想にあげているように、堂場作品のオールスターが登場して、改めて著者の作品の多さに驚いた。次にどの作品を読もうか大いに迷う。

上下巻のためいつかは…と思って伸び伸びになっていた。堂場さんはたくさんのシリーズがあって、逆に手が出しにくかった。この犯罪被害者支援課も初めてだが、やはり何より読みやすいし、村野初め、メンバーが魅力的。航空機事故と犯罪を絡めた奥深いストーリーの下巻に期待。