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2024年11月の読書メーターまとめ

かじ
読んだ本
4
読んだページ
1183ページ
感想・レビュー
4
ナイス
21ナイス

2024年11月に読んだ本
4

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かじ
毎年カドフェスに入ってる作品でずっと気になっていたので。どちらかといえば児童書的なものかと思うけど、長く読み継がれているだけに、普遍的で深い言葉があったりする。「人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまう」「本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていた」「風は世界中を吹きわたり、誕生した場所もなければ、死ぬ場所もなかった」人生の答えは自分の中にしかない。変わるのは自分しかいない。と、実践することの難しさよ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
4

かじ
「フルタの方程式」で、あれから20年ということで振り返ってたので。スト決定の報にスタンドで歓呼した日。細かい部分はもうだいぶ忘れてたけど、だからって自分の中の近鉄牛の皆への愛情は消えてないし、「消滅」の無念さも消えたわけではまったくないってことを思い知らされた。結局気持ちがどこへも行けずにプロ野球は次第に自分の日常から抜け落ちていったけど、あのとき青波側の人たちの思いはどうだったんだろうかと思う。良い記録だと思うが誤植多すぎなのが玉に瑕。文章の上手下手はどうでもいいが、あまりに多すぎて若干気を削がれた。
が「ナイス!」と言っています。
かじ
長らく本棚にあって、1回読んだような読んでなかったようなだったので。今さらですが山本勘助の話だったんだね。なんというか、簡潔な表現なのに勘助や由布姫の感情はよく見える。とことんまで表現することで映像を想起させる文学もあれば、この作品のように行間というか表現の空きからキャラクターの感情の置きどころを想像させる文学もある。特にエンディングは、ここで止めることで圧倒的な余韻が残り、勘助の想いを継いで信玄の背中を見るような気持ちにもなる。こういう作品読むと久々に時代小説も読みたくなる。山岡荘八の大長編ものとか。
が「ナイス!」と言っています。
かじ
毎年カドフェスに入ってる作品でずっと気になっていたので。どちらかといえば児童書的なものかと思うけど、長く読み継がれているだけに、普遍的で深い言葉があったりする。「人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまう」「本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていた」「風は世界中を吹きわたり、誕生した場所もなければ、死ぬ場所もなかった」人生の答えは自分の中にしかない。変わるのは自分しかいない。と、実践することの難しさよ。
が「ナイス!」と言っています。
かじ
この秋は新刊ラッシュだそうですがまずは図書館に来てたこれを。個人的には、SFというよりかは「理系文学」とでもいうような印象を持っている。読みながら、パズルみたいに頭の中でそこにある論理を組み立ててるみたいな気分になる。とはいえ、雰囲気を存分に楽しませてもらいつつも実は中身ちゃんと理解できてないのが円城作品である。執筆時期がバラバラだったからという話で珍しく「あとがき」があって、これが普通にエッセイ的な感じで読めてしまうのがいい。理路整然と韜晦するが釘を刺すべきときは刺すよ、とさらっと言っちゃってるような。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/08/09(5254日経過)
記録初日
2009/04/21(5729日経過)
読んだ本
759冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
280237ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
735件(投稿率96.8%)
本棚
8棚
現住所
東京都
自己紹介

主に図書館の蔵書で読んでいます。最近は海外:国内=7:3くらい?
購入するときは作家買い。もしくは「もう1回読みたい」と思うもの。
読むだけ(そして中身を忘れる)が多かったので、読書メーターは自分用メモに。

●国内の柱
 高村薫、円城塔、宮田珠己

●わりと読むもの
 SF、ノンフィクション(科学、犯罪)、エッセイ(脱力系)、ミステリ、アクション、歴史小説(日本史)

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