読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

すがはら
読んだ本
14
読んだページ
4188ページ
感想・レビュー
14
ナイス
414ナイス

2024年5月に読んだ本
14

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

すがはら
店頭で見て、このタイトル「後宮の烏」と別の世界ってあり得ないような、逆に感心するような…とか思いながら買ってみました。バッチリ関係ありました。千里が良いおじいちゃんになってた。月季が格好良さと一途さと危うさとを持った厚みのあるヒロイン像になってて応援したくなりました。真面目で朴念仁の許嫁も人間味があって、鬱屈した情念の深さもまた良い感じです。色々とヘコむことが多いなかで、ちゃんと学校に通い続けてきちんと座学に励んでグレずに居続けるだけで偉いよ。続きが出たら読みたいです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
14

すがはら
ベタな話だと思ったけど、面白いんだからそれで良いんです。自暴自棄になっていた少年が闘う気力を得て元の生活へ戻り数年経って、てっきり着々と力をつけて策士な皇帝になってるかと思ったら、董胡に叱咤激励されて美味しい饅頭を作ってもらわないと力が出ないだなんて。か、かわいい。可愛すぎます。いつまで正体を隠すのかな。何冊も続きが出てるけど、さっさとしゃべってしまえって思いながら読み続けることになるのか。早めに打ち明けてくれると助かります。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
人も国もたくさん出てきて覚えきれません。戦闘狂も涼を含めて何人もいるし。常人の理解を超える剣戟とか魔法戦とか、よく考えるものです。この頃は涼が負けるのかもなんて思わなくなったのでハラハラ感は減ったけど。首を落とされても死なない悪魔ってズルいと思ってたら、倒されても溶けて消えて本国で再生する奴らまで登場して、もう倒しても倒してもきりがない。帝国も内紛で大荒れだけど、先帝が帰国したら即落ち着きそう。帰らないのかな。セーラが出てこないって思ってたら最後にちょっとだけ登場してくれました。もっと出て欲しいです。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
次々と強敵とか陰謀とか出てきて、中央諸国編の帝国の不気味な強さが霞んできました。手強い相手と戦うほど涼の錬金術と魔法が進化するという訳ですね。ホテルの対応の完璧さを褒める涼の中に転生前のおじさんの偉そうな宿泊客っぷりを感じて、なんか反発したくなりました。自分基準の完璧な接客を偉そうに語るのは、せめて宿泊費を自分のお金で払っている時だけにしてくれ。次回はアベルも活躍する模様。久々に現場に出る王様。楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
表紙を見て、帝国の前皇帝との珍道中的なイメージで読み始めましたが違いました。前皇帝と涼の絡みは少ないです。個人的にはその方がいいですので問題なしですが。大規模使節団が向かう先々で大きな動乱が生じて、目的地に何が待つのか、不安しかありません。王国の代表を任されたヒューさんに深く同情。涼の求道精神や冷静さは好きですが、軽い気持ちで特定の人を常に貶めてからかう癖は不快です。本人は上手くコミュニケーションとってる積りと確信できるだけに一層腹立たしい。いるよ、こんな奴。全体的に話は好きなんだけどな。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
店頭で見て、このタイトル「後宮の烏」と別の世界ってあり得ないような、逆に感心するような…とか思いながら買ってみました。バッチリ関係ありました。千里が良いおじいちゃんになってた。月季が格好良さと一途さと危うさとを持った厚みのあるヒロイン像になってて応援したくなりました。真面目で朴念仁の許嫁も人間味があって、鬱屈した情念の深さもまた良い感じです。色々とヘコむことが多いなかで、ちゃんと学校に通い続けてきちんと座学に励んでグレずに居続けるだけで偉いよ。続きが出たら読みたいです。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
祖国の王家との関係以外は良い出会いばかりで気持ちよく話が進みました。王家追放については、帝国との商売で成り立つ国だからと言って帝国に併呑されるかのような国王交代を国民こぞって大歓迎という描き方には、何となく良い気分がしませんでしたが。主人公周辺にとっては大いに溜飲が下がった話でしょうけど。全てがトントン拍子で大団円の印象でしたが、ヒロイン腹心の侍女とヒーローの側近がくっついたりしなかったのは、そこまでやったら上手く行き過ぎだからでしょうか。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
商い上手が何より評価される国の侯爵令嬢なので、錬金術師の異名を持つ父の英才教育のお陰で転生者じゃなくても商才と根性は充分。逞しいお嬢様です。戦後処理で押しかけ女房として他国へ送り込まれ、行った先ではお金の方がいいから帰れと言われるなんて散々なのに。誰かを恨むより前を向いて進む姿に憧れます。文章があっさりで感情の起伏が今ひとつ感じられないのが少々惜しいですが、ヒロインの商才がどこまで大きな流れを作るのか興味がわきます。上下巻となっているので2冊で完結と分かっているのも安心で良いです。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
一応の区切りっぽいけど、実はまだまだ曖昧なまま。せめて依のことだけでも決着付けて欲しかった。美代子さんが無事に成仏できてそうと判ったのは良かったけど。今後も依絡みの事件が起こる可能性を残してるのかな。丸の内の幽霊物件シリーズとのリンクもあるし。それにしても、礼央が爽良に決めたのっていつの段階なんだろう。愛の深さがちょっと怖いかもしれません。爽良、ロスで資格取るって何やるんだろうな。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
前巻で御堂さんが変な絡み方してきそうだったので途中離脱してましたが、シリーズ終了したと知って戻ってきました。残りの人生捧げられるとか式神になるとか、重すぎ。自分の方がパートナーの立ち位置になれるなら喜んでって雰囲気醸し出されるのも落ち着かない。礼央の立場なら苛つくことこの上ないと思うけど。それでも、告白も何もせずに尽くしまくってた礼央の方が爽良の絡め取り方としては上手だろうな。娘を死なせておいてのうのうと生きてる犯人を見せられたら、自分なら即、殺して欲しいって言っちゃう。依は本当にヤバい奴だった。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
後から明泰に救いがもたらされる話が出てくるのかな。そうでなければ、主上の権力で手のひら返しやキャンセルカルチャーを先導したくせに相手が暴発して自滅したら「そこまで望んでなかった」とか言ってるヒロイン周辺への嫌悪感が薄まらない。10代で斜陽の名門の当主になって一族郎党の生活を背負わされた坊ちゃんが愚かに空回りするのって、直視するの辛いです。それに比べて仏師の才能を開花できた三宮は幸いでした。飛び出してきて責め立てた如子、どうするつもりだったんだろうね。すぐ白黒付けたがる性格も自覚して抑えないとね。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
三種の神器にまつわる騒動が続く。箱の中の鏡は存在を確かめられることもなく受け継がれ、勾玉もまた一部を持ち出されたかもしれないまま不問に付され…。良いのか?良いんだろうね。皆黙っておこうね。子供の頃に神器の剣が壇ノ浦に沈んだままだって知って衝撃を受けたことを思い出しました。大丈夫さ、もともとレプリカなんだもんね。今回も主上の南院家への追撃が恐ろしい。根に持ってるじゃん。皇親の男子の責務とか言って達観なんか全然してないよね。怖いわー。コウ子と征礼の落ち着いたコンビ感が熟年夫婦っぽいです。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
漢字の読みが覚えられないー。宮中勤めは覚えることがいっぱいで大変そうです。ヒロインが征礼と一緒に主上を支えると決めたことで、物語はますます主上びいきな流れになりました。元中宮は身をやつすことでようやくモラハラ夫から逃れて新しい人生を始めたところだというのに、なんで何度も引き合いに出して非難するのかな。主上の孤独は自分で好んで選んだものだよね。でも、悲しみにくれる女官とか後ろ盾を失った宮とかにさっと救いをもたらす主上の振る舞いを見ると、部下がほだされるのもわかるけどね。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
政治や仕事の世界での関係と私生活での関係に区別を付けづらい朝廷の人々の人生って、本当にきつそう。そんな中で恥も外聞も気にしない勢いで恋を叶える女性達は強いのか、愚かなのか。色々な人達の人生模様を目の当たりにして、コウ子も思春期を経た潔癖さと頑なさがが崩れてきたようで幸いです。若宮生存が知られると姫宮の秘密が暴かれるかも、の理屈がイマイチ解せない。遺体を一度東宮邸に運んでから殯宮に向かうくらいの工作はしてるでしょ?若宮の代わりに乳児の遺体だって用意はされたはずだし。秘密の共有ってだけじゃ十分じゃないのかな。
が「ナイス!」と言っています。
すがはら
平安女子。帝や宮様が恋の相手になるような上流の姫ではなく、生涯女官勤めが目標の中流女子ヒロイン。現代物なら普通の視点だけど、平安は一般的には源氏物語が知識の源泉なだけに新鮮。今上がここまでいけ好かない、心酔できないキャラな話も珍しいかも。とにかく中宮への仕打ちは受け入れ難い。亡き妻が一番だから他の女は疎ましいと言いましても、今の妻達だって色々背負って自由意志なんか無いなかでお前と付き合ってやってるんだろーが、と言いたくなります。被害者ぶって。なんか実は情け深い風にまとめられたのも腹立つ。征礼と如子は良い。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/11/05(2785日経過)
記録初日
2016/11/05(2785日経過)
読んだ本
986冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
292356ページ(1日平均104ページ)
感想・レビュー
984件(投稿率99.8%)
本棚
8棚
性別
自己紹介

ファンタジーとラノベを中心に読んでます。高校生の頃に銀河英雄伝説を読んで、歴史物風の読み物が好きになりました。今一番のお気に入りは、妹尾ゆふ子さんの「翼の帰る処」です。あとは、気軽に読んでニヤニヤできるラブコメでストレス解消を図っています。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう