20歳の頃からはじめた読書メーター。
はじめた頃の自分と、三十路を過ぎた今を比較してみると、お世辞にも「変化はなかった」とは言えないことに気付かされる。
また、本と知識への渇望は、日増しに変化している。
それらへの渇望は、この一冊とその一冊を読了することの相乗効果の発露だと言っていい。
2021年は、読書メーターをはじめてから、最低程度の冊数しか読めなかったことを、ある戒めとすべく、告白しよう。
読書なんて冊数ではない、という考え方もあろうが、特段のアウトプットもしない当方にとって、ただ唯一のバロメーターなのである。
蔑ろにはできないし、したくない。
「35歳以降は余生である」と言う、著名人の言説を、近頃、見かけた。
この手の言説は、早い時期をあてた方が、その著名人の威容に寄与することは知っているが、僕の胸中に、大いなる焦燥と、一抹の納得を呼び起こしたことは否めない。
あいも変わらず、「読んでやろう」と思っている。
それが渇望と情熱の、個人的に正しい昇華の成果だと思うから、「読まなくてはならぬ」と思えるうちに、「読んでやろう」と強く思っている。
やっと、自分の身の程が分かって参りました。
30年そこそこ、東京の一隅に邪魔させて貰ってる、吹けば飛ぶ程の身分にございます。
その私が何を読もうかなぞ、たれの何にも影響を与えるはずがない。
そんな工合でやっておるアカウントでございます。
気楽に気長に、お付き合いくださいまし。
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