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2024年11月の読書メーターまとめ

按吉
読んだ本
4
読んだページ
2267ページ
感想・レビュー
4
ナイス
21ナイス

2024年11月に読んだ本
4

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

按吉
ネタバレ読んでねぇと思ってたら読んでた。「少年」も「異端者の悲しみ」も全く記憶がなかったので、初読時は目が滑りまくっていたのかもしれない。大谷崎、総じて苦手です。いくら流麗な文章とはいえ、私は肉体的なものがスコブル苦手らしいや。「どう受け取ればいいのか分からなくて怖い」という印象です。「異端者の悲しみ」など特にそう。しかし「母を恋うる記」はものすごく好きでした。小説と言うよりは詩な感じがした。詩情。ここはどこで彼は誰で何をしているんだ?という曖昧さが夢に収斂されたときの突き放されたような寂しさ。涙が出ました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
4

按吉
ネタバレ数年越しの読了。同じ内容を連続で読むのが私には向いていないようで、単行本版と雑誌版だけを数年前に読み放置していました。そして文庫版をやっと読んだ。こんなに素敵な話だったっけ、という驚き。『マクベス』の取り入れ方が凄い。職人技だなと思います。フェアとファウル。何度も何度も言及され、表に出すぎて煩雑だなと感じましたが、読了直後は不思議と「これで良かったのだ」と思いました。フェアはファウル。ファウルはフェア。解説のお二方の文章も、私が伊坂作品にずっと感じている心良さを言ってくれている気がして、すごく爽やかです。
が「ナイス!」と言っています。
按吉
ネタバレ読んでねぇと思ってたら読んでた。「少年」も「異端者の悲しみ」も全く記憶がなかったので、初読時は目が滑りまくっていたのかもしれない。大谷崎、総じて苦手です。いくら流麗な文章とはいえ、私は肉体的なものがスコブル苦手らしいや。「どう受け取ればいいのか分からなくて怖い」という印象です。「異端者の悲しみ」など特にそう。しかし「母を恋うる記」はものすごく好きでした。小説と言うよりは詩な感じがした。詩情。ここはどこで彼は誰で何をしているんだ?という曖昧さが夢に収斂されたときの突き放されたような寂しさ。涙が出ました。
が「ナイス!」と言っています。
按吉
面白かった!やっぱり安吾の文章が好きだ。再確認できた思い。戦後すぐの彼の文章に対しては"珠玉"という言葉しか思い付かない私です。あと編集がめちゃくちゃ上手いね!?安吾の〈魂のふるさと〉を軸にして軽快なものも時に含めつつ収録してあるのがメチャ読みやすかったです。今まであまり刺さったと感じたことのなかった「暗い青春」が、これを読んで決定的に大好きになりました。タイミングってあるよね。安吾にとって長島萃と葛巻義敏って本当に影響が大きいと思いますよね。
が「ナイス!」と言っています。
按吉
全集というか『夜明け前 第二部』でしたね。6〜7割目が滑ったのに読後「なんか面白かったな……」という感がありました。私にとって半蔵の最期がすごく衝撃的だったからか知らん。切ないというか淋しいというか、いかんともし難い世の中の悲しみ、みたいなものがありました。また明治維新、文明開化という華やかさの裏側など考えた事も無かった私ですので、大改革に伴う様々な淘汰にも感じる所が多々ありました。と考えると私が感じたのは主題の面白さなのかもしれないね。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/15(2839日経過)
記録初日
2017/03/15(2839日経過)
読んだ本
300冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
84432ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
227件(投稿率75.7%)
本棚
0棚
性別
年齢
26歳
血液型
O型
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