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2023年5月の読書メーターまとめ

Kazuko Ohta
読んだ本
10
読んだページ
2545ページ
感想・レビュー
10
ナイス
778ナイス

2023年5月に読んだ本
10

2023年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kazuko Ohta
ネタバレこれだけ帯で煽られたら誰でも身構えて読むから、書き手は彼女ではないのだろうというのは、多くの人が想像できたことだと思います。その通りだとわかったときには「けっ、この程度かよ」と悪態つきそうになったけれど(笑)、そこから先は確かに「紙の本でしかできない驚きの仕掛け」。果たして少女がどのように告発するのかを見守ることになりました。種明かしに至るまでの間、美人の悩みなんて知る由もない私は、それはそれで大変だなぁと夢中で読みましたが、結局これでは「美人は性格が悪くてバカ」になっちゃって、私たちには胸のすく展開!?
が「ナイス!」と言っています。

2023年5月の感想・レビュー一覧
10

Kazuko Ohta
メキシコ在住経験のある友達が貸してくれました。彼女のメキシコへの想いは相当なもので、WBCのときは日本じゃなくてメキシコを応援して家族の顰蹙を買ったというぐらい、メヒコ大好き!なのだそうです。独特の雰囲気漂う短編5つ。ゴ○○リ(書きたくない(笑))だったり、爪の中の菌だったり、ぞわぞわするものばかりが出てくるのに、目を背けることができないばかりか、ちょっとクセになりそう。ギレルモ・デル・トロとかアレハンドロ・ホドロフスキーとか、メキシコ人監督の映画に惹かれる私はとても気に入りました。奇才か鬼才か、変態か。
春はあけぼの
2023/05/31 22:36

この本、とても気になりました。メキシコにん十年前に少し住みましたが、現地のゴ○○りは巨大で、夜に・・・・やはり書けません。あな恐ろし。 Gが出てくる本、読めるでしょうか。不安も。

Kazuko Ohta
2023/06/01 07:25

おおっ、春はあけぼのさんもメキシコに住まれていたことがあるのですね。巨大Gのトラウマがある人にこの本は厳しいかもしれませんが(なくてもその章はいろいろと想像してしまってツラかったので(笑))、そこには目を瞑ってでもお読みいただきたいようにも思います。責任は持てませんけれども。(^^;

が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
はいはーい、最近の月に一度のお約束、「月末が近づくと冊数を稼ぐためにヨシタケさんを読む」。ヨシタケさんの著作があまりに多くて、どれも読みたいけれども、続けて同じ著者の作品を読むのを避けている私としてはちょうどいい案配かもしれません。買った本を読むことができないのは私も同じ。あくまで「なかなか」できないだけですが、買うまでの瞬間が楽しい気持ちはよくわかる。そしてまた積読が増えてゆく。あぐらをかけないヨシタケさんの後ろ姿が可愛らしすぎて笑いました。人それぞれに違ったできないことがあるからこそ許し合い助け合う。
枝豆
2023/06/25 11:27

Kazuko Ohtaさん、こんにちは。「月末のヨシタケさん」同感です。新刊は来月、発売のようですね。

Kazuko Ohta
2023/06/26 09:47

おっぺしさんもそうなんですか。またまた月末週になり、どうしたものかと迷っているところです(笑)。新刊情報ありがとうございます。チェックします!

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Kazuko Ohta
ネタバレ嬉しくなるほどの読みやすさ。飲み会に向かう前とその帰りの電車の中、片道小一時間。往路と復路できっちり2話ずつ、駅に帰着するときには読了できてスッキリ。この著者の嫌ミスはどれも面白いですねぇ。婚活にまつわる皮肉に満ちた話4つ。結婚に対する執念にゾッとします。どんでん返しは「どっひゃー」と驚くほどではないけれど、ニヤリと笑ってしまう加減が好き。ここまでして結婚相手を手に入れたとして、果たして幸せになれるものですか。最終話は、この親父がもっと痛い目に遭ってもいいのにと残念に思った私は性格が歪んでいるでしょうか。
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Kazuko Ohta
一時ハマって大人買いした著者です。どうしようもないニート3人プラス不機嫌女子1人で向かうことになった北海道。きっかけを作った奴は逃亡者の身なのに要らんことばかりするから、あちこちでぶっ殺されそうな目に遭います。「ちょっとテンポの悪い木下半太」みたいな印象がなくもないけれど、それはまたしても私が酒を飲みながら読んだせいなのか。いずれにせよ、もっと評価されても良い作家だという思いは変わりません。序盤は好きになれなかった登場人物たちのこともだんだん愛おしく思えてくる。ダ・カーポの『宗谷岬』が頭の中を巡るよ~。
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Kazuko Ohta
ネタバレ武家の娘・志乃が嫁いだ相手は歌舞伎役者。しかも大人気の女形・燕弥。芝居好きの娘ならともかく、これまで芝居をまったく知らなかった娘は芝居を学ぼうとするわけではありません。けれども、家でも女として振る舞う燕弥を支える志乃は健気でもあり、逞しくもあります。病に罹ったと知って役者を辞めようとする燕弥。役者でなくなれば男になる。そうしたら夫婦として普通に穏やかな家庭を築くことができたでしょうに、彼は死ぬまで女形でいるべきだと感じた志乃が一発かますシーンにはシビれました。志乃に惚れてしまいそう。大変だな、役者の女房。
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Kazuko Ohta
どんな本かを説明するに当たり、本作中の作品タイトルをひとつ借りるなら、「読み勝手のいい本」です。1編50頁程度の短編が5つ。連作ではないのでどこから読んでもいいし、どこでやめてもいい。これほど読み勝手がよいにもかかわらず読了に時間がかかったのは、読みやすそうだと思って毎度飲酒してから本を開いていたからです(笑)。酔っぱらって読んでは絶対アカンやつで、全然意味がわからなくなり、翌日戻って読むことを繰り返していたら、10日もかかってしまいました。飲むなら読むな、読むなら飲むな。悪いことはでけん。それに尽きる。
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Kazuko Ohta
ちょっとだけ何か読んでから就寝したいなぁと思ったとき、気軽に手に取れるのがヨシタケさん。しかし手に取ったが最後、読むのをやめられなくなる。ヨシタケさんの著作中、これは私のいちばんではない。「生きるヒントに。」と謳われている時点で説教くさい気がしてしまうから。最終章はその気配が若干強いけど、前の2章は笑いました。ヨーグルトの台座もストローの袋も、私はヨシタケさんとピッタリすぎて、逆に合わないですよね、きっと(笑)。心配事を吸わせる紙、ほしい。明日やるよ。すごくやるよ。って、しっかり生きるヒントにしている私。
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Kazuko Ohta
ネタバレ映画鑑賞後に読み、原作との相違点にいろいろと戸惑いました。検察官の性別が異なるのは驚くようなことではないにしても、介護士の職場と検察官の親が入居する老人ホームの母体が同じだったり、そもそも検察官の父親は孤独死していなかったり、映画化に当たってかなりの改編を必要とするほど難しい作品だったのだろうと思います。検察官の言うことは確かに正論だけど、映画版を観たときに特に心に残ったのは、家族の絆とは何なのかということでした。時には断ち切ったほうが皆が楽になれる場合もある。介護保険制度について考える機会になりました。
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Kazuko Ohta
昨年6月に弟が亡くなりました。その5カ月後、弟よりひとつ下の私の友達も同じように癌で亡くなりました。20年以上前に弟と彼は面識があり、亡くなるひと月前に「向こうで弟さんに会えるとおもいます」と連絡をくれました。そんな彼が木工職人で、遺作となった椅子が展示されている今、木工の話だなんて知らずにこれを読んだものだから、思わず涙。「虹にすわる」とは良いタイトル。彼の遺作は曲線が虹っぽいベンチシートで、ふたり並んで座っているところを想像します。瀬尾まいこが好きな人なら瀧羽麻子もきっと好きですよね。心が温かくなる。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
ネタバレこれだけ帯で煽られたら誰でも身構えて読むから、書き手は彼女ではないのだろうというのは、多くの人が想像できたことだと思います。その通りだとわかったときには「けっ、この程度かよ」と悪態つきそうになったけれど(笑)、そこから先は確かに「紙の本でしかできない驚きの仕掛け」。果たして少女がどのように告発するのかを見守ることになりました。種明かしに至るまでの間、美人の悩みなんて知る由もない私は、それはそれで大変だなぁと夢中で読みましたが、結局これでは「美人は性格が悪くてバカ」になっちゃって、私たちには胸のすく展開!?
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/21(2728日経過)
記録初日
2017/05/06(2713日経過)
読んだ本
1276冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
406759ページ(1日平均149ページ)
感想・レビュー
1264件(投稿率99.1%)
本棚
11棚
性別
血液型
B型
現住所
大阪府
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128
自己紹介

映画と本が大好きです。映画は劇場で300本、DVDで50本、年間計350本。本は年間150冊前後といったところ。何でも観て何でも読みます。

何でも読みますが、基本的には小説が好きです。特にお気に入りの作家は(敬称略)、森見登美彦、荻原浩、奥田英朗、重松清、伊坂幸太郎、浅田次郎、東野圭吾、池井戸潤、吉田修一、米澤穂信、小川洋子、角田光代、桜木紫乃、遠田潤子、乃南アサ、西加奈子、宮下奈都、瀬尾まいこ、大崎梢。京極夏彦の“百鬼夜行”シリーズと“巷説百物語”シリーズ、金城一紀の“ゾンビーズ”シリーズも大好き。好きとは言いがたいのに必ず読んでしまう作家は、道尾秀介、湊かなえ、辻村深月。ずっと時代小説が苦手でしたが、『みをつくし料理帖』に感激。高田郁、葉室麟、朝井まかての時代小説、そして田中啓文の“お奉行様”シリーズであれば読みます。2015年来のマイブームの作家は、高野秀行、山本幸久、三羽省吾。2020年現在、内藤了と中山七里にもハマっています。

職場に出入りしている本屋さんならば支払いが年2回なのをいいことに、気になる本をどんどん注文していたら、いつのまにか積読本が300冊超え。支払い時はいつも唖然呆然。

泣きのハードルは低いですが、主人公の「がんばってるアピール」が強いのと、「(あの若い子、ワタシのこと好きなんだわ、みたいな)ジジババの妄想系」は苦手です。笑いのハードルは大阪人ゆえそれなりに。

最初に利用した読書管理ツール“ソーシャル・ライブラリー”の外部連携サービスが煩雑化したため、2015年9月、やむをえず“ブクレコ”に移行。今度は“ブクレコ”のサービス終了で、2017年5月、レビューのあるものだけはぶらさげて“読書メーター”に引っ越してきました。

ほぼ映画のブログ“夜な夜なシネマ”、やってます。
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128

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