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2024年3月の読書メーターまとめ

古本虫がさまよう
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感想・レビュー
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入られ登録
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  • ミノムシlove
  • 守屋 樹

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

古本虫がさまよう
この本は冒頭から読んでいくと、「生と死」をみつめての自分自身の体験を含めた私的エッセイ本かなという感じで読み進めることのできる本。ただ、去年の11月に刊行されてから、この本の「あとがき」で告白もしているように、自らが難病にかかっていて、余命もいくばくもないということが、一部メディアでも報じられていた。それを知った上で読んだ次第。
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2024年3月の感想・レビュー一覧
19

古本虫がさまよう
こちらはもう前期高齢者(65歳)になり、親もはやばやというか亡くなり、本書でも少し触れている親の介護をどうするかといった視点のコラムは特に参考にする必要はないが、著者は夜の8時に寝て、朝3時起床とのこと。「朝の時間に勉強する」ことを強調している。 僕は午後10時に寝て、朝4時起床が原則なので、似たような生活をしているかなとは感じた。
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古本虫がさまよう
「主婦研究者」として、戦友会の元兵士たちの集会にしばしば参加。一方,反戦平和の市民団体にも顔を出すのだが、そこに行くと「ウヨクの巣窟と思える靖国神社や戦友会によく頻繁に行けますね。私は死んでも行けません」と怪訝な面持ちで言われたりもしている。さらには「遠藤さんは女スパイですか?」と真顔で聴かれたこともあるそうな。そんなリベラルな女性によるものだが、単線思考ではなく、ちょっと味のある戦史ブックスだ。ユーモア感覚もある。こういう「反戦」なら、僕みたいな人間でも(?)まだついて行けるが異論もあり。
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古本虫がさまよう
田舎から上京して期待の大学生活が始まったものの、都会の風にあわずなじめず、同窓会があるということで帰省した「少年」の物語。僅か数カ月の間に、友人も大きく変貌。憧れの女教師……未亡人……など。そこに、幻想的な占い師を登場させてSF的な要素も入れての展開・転回。男が女になったり、女が男になったりしながら、年上の女教師が脅されているのを助けて筆下ろしをしてもらったり、隣に住む幼なじみと結ばれたり…ストーリーの展開に起伏があり、楽しく読める本だった。夏(休み)がテーマ。還暦爺さんが読めば、青春時代を思い出せる。
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古本虫がさまよう
中山氏が言及しているジョージ・オーウェルやアーサー・ケストラーはいうまでもなく、ウォルター・リップマンやカーク・パトリックやダニエル・ベルやアーヴィング・クリストルやノーマン・ポドレッツやシドニー・フックやリチャード・パイプスやジョージ・ウィルなど、かろうじて何冊か訳出されている本を古本屋などで見つけてありがたく拝読したこともあった。かろうじて知っている知識人はともかくとして、名前も知らない、また著作も知らないけど、共産主義を研究していた知識人たちのさまざまな「見識」や「情報」が詰まった本だった。
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古本虫がさまよう
カラスの専門家がいろいろと解説。餌にしている堅いクルミを車道に置いて、車に轢かせて割れた中身を食べるのはハシボソガラス。これは海外のカラス研究家も驚いて、わざわざ、ホンマかいなと日本にやってきたこともあったかと。 そのほか、幼稚園の手洗い場に設置しているネットに入っていた石けんが次々と盗まれる事件が発生。一カ月で60個もなくなったから警察にも届けて防犯カメラを設置して捜査したら…。犯人はなんとハシブトガラス。石けんは好物の油脂が原料なので食べ物として盗んでいるらしいと。やれやれですな。やはりカラスは害鳥?
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古本虫がさまよう
実際の給与明細書が掲載されていたらよかったのだが、そういうのはあまりない。稀に「リアル給与明細書」がそのまま載っている事例もある(渡辺やすし区議や某医者など)。 基本、匿名で年齢もバラバラ。郵便配達人の年収750万とか、保育士330万とか出てくるが、同じ会社、同じ職種でも、そのあたり、年収といっても、微妙に格差はあるだろう。 ということで、覗き趣味を多少はかなえてくれるものの、こんなもの、還暦爺さん(前期高齢者)が見ても、どうにもならない?
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古本虫がさまよう
本書の冒頭(はじめに)はこんな筆致。 「二〇二三年十月七日の、ハマース主導のガザのパレスチナ人戦闘員による越境奇襲攻撃に対して、イスラエルによる未曾有のジェノサイド攻撃が始まりました。攻撃開始からわずか二週間で、ガザのパレスチナ人の死者は四〇〇〇人を超えました。うち半分近くが子供です」 ううむ、レイプや赤ん坊殺しがあった(とされる)ハマスのテロは「越境奇襲攻撃」で、それに対してのイスラエルの反撃が「ジェノサイド攻撃」と表現するあたりに、そういうものなのかなとまずは疑問を感じた。詳しくはブログで。
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古本虫がさまよう
6つの短編集。ストーリーの起承転結があり、それなりの葛藤も描かれており、まずまずの短編集。 この本に出てくる「主人公」(男)になりたいとしたら、やはり「女教師乱れて」の少年でしょうか?  たとえ、前期高齢者になっても、半世紀前の十代の少年の心を失わないのは大事なこと(かな?)。半世紀前の昔の僕(十代半ば)にとって「年上の女」といえば、二十歳前後の女子大生か、三十路前後の人妻未亡人が上限だった? 間もなく前期高齢者の僕にとって「年上の女」といえば、古稀前後……ううむ?
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古本虫がさまよう
主に書名通りに「東京」の店が多いが、能登の店(ニュー百楽荘)や海外(ニューヨークなど)もちょこっと出てくる。 また、その店に立ち寄るきっかけなどから始まるエッセイだが、知人の岡本太郎、江藤淳、加瀬英明、ヘンリー・ストークス(当時ニューヨークタイムス東京支局長)、田英夫、ソール・ペロー(ノーベル文学賞作家)、千石保といった人との交友録にもなっている。岡本太郎とはフランス語で語り合っていたそうな。
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古本虫がさまよう
百頁あたりまで読んで、あとはラストのほうを拾い読みすると、「沖縄を解放せよ」「日本政府はわたしたちの海に土砂を投げこんでいる」とか、沖縄振興のための多額の予算は「罪滅ぼしの印だったのだろうか」と追及節……。そりゃ、「罪滅ぼし」でしょう。負担を強いる以上は、見返りを供与する……。民主国家ならではの「有り難い措置」というか、「ないよりはマシな措置」だろう。独裁国家だと、負担の強制はあっても、見返りがないこともしばしば。それよりはマシでは?ということで、すべてを読み通す必要はない本かなと判断。
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古本虫がさまよう
この本は冒頭から読んでいくと、「生と死」をみつめての自分自身の体験を含めた私的エッセイ本かなという感じで読み進めることのできる本。ただ、去年の11月に刊行されてから、この本の「あとがき」で告白もしているように、自らが難病にかかっていて、余命もいくばくもないということが、一部メディアでも報じられていた。それを知った上で読んだ次第。
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古本虫がさまよう
「年上の女」と「童貞(青)少年」の恋物語を書かせたら、この人!と言われる牧村僚。冒頭出足が、「年上の女家庭教師と(青)少年」ではなく、「年上の男家庭教師と(年下の)教え子(少女)」の初体験物語模様…で始まりそうで心配したが、挿入寸前で、母親が部屋に登場し未遂に終わる……。 そのあと、さまざまな年上の女の誘惑にはまりながらも、初恋の人妻となった憧れの女教師と再会し、そして……というお話。 信じるものは救われる、愛するものは結ばれるとなるか……。愛欲葛藤巨編物語といえばおおげさになるが……。
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古本虫がさまよう
ケストラーやテラーやソロスは知っていたが、テオドール・カルマンなどは知らない人。この人の『大空への挑戦 航空学の父カルマン自伝』という本が訳出されているとのこと。読んでみたくなった。ケストラーの『真昼の暗黒』(フランス語版)が、「第二次世界大戦直後のフランスの議会選挙で、フランス共産党は党員を動員して、書店からケストラーの小説のフランス語版をすべて買い上げようとした。共産党員がそれを読むことまでは計画されていなかった。勝利の予想に反して、フランス共産党は敗北した」との有名なエピソードも綴られている。
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古本虫がさまよう
前著『ヘイケイ日記』(幻冬舎)の続篇のような一冊。正確には「閉経」にはまだなっていない身だったが(『シニカケ日記』によれば入院中に生理になったとのこと)、町中で倒れ、居合わせた人が救急車を呼んでくれて緊急入院。集中治療室へ。糖尿病、心不全……。手術はしなかったものの生死をさまよい、しばし入院しての日々、そして退院してからの日々を綴った「シニカケ日記」。
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古本虫がさまよう
64歳から65歳になり(さらにそのあともあり)、年金手続きなどをして、二十歳ごろで死ぬと思っていた過去を振り返りの日々が綴られている。直木賞の候補作を読んだり、短いエッセイを書いたり、全集刊行の準備をしたり、ほぼ同世代(数カ月若い)の妻のことを思ったり、医者の定期診断を受けては色々と思案したり、頻尿に悩んだり……。友竹正則(享年61)、芹沢光治良(享年96)、安部公房(享年68)、干刈あがた(享年49)、いずみたく(享年62)、百目鬼恭三郎(享年66)、井伏鱒二(享年95)、野口冨士男(享年82)を追悼。
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古本虫がさまよう
巻頭は前米国務長官のマイク・ポンペオ。聞き手は北村滋氏。中国や北朝鮮の「独裁者」と直に接した体験のある彼ならではの分析が面白かった(詳細は手にしてお読みください)。大統領選挙でもバイデンとトランプの対決ならば「トランプ氏に勝ってほしい。その方が国家のためになると思います」とのこと。「私たちにできる唯一のこと、それはひたすら学び、知識を取り入れ、周りの賢い人たちの意見に耳を傾けることです。それだけは、どんな立場にあっても続けていきたいと思います」その通りですな。まもなく前期高齢者になる我も実践してまっせ。
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古本虫がさまよう
中国(中共)の台湾侵攻があるのかないのかに関しては、軍事専門家の間でもいろいろと見解が分かれている。小川さんは、「備えあれば侵攻はなし」というか、中国の軍事力を分析してみれば、台湾に侵攻し占領する軍事力はまだないという認識のようだ(「中国には上陸作戦を実行する能力がない」と指摘)。 とはいえ、「民間船を総動員することは考えにくいのですが、中国が台湾占領に必要な海上輸送能力を備えはじめたことは、気を許してはならない動きです」との指摘もしている。
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古本虫がさまよう
「座席は濫りに広くとらない」「荷物は座席や通路を塞がないように」といった礼法が出てくる。現在の通勤電車で、そういう不作法をするバカは多々いる。そんな 「礼法が欠落している愚かな老若男女」にも読ませたい本だ。
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古本虫がさまよう
「独断と偏見」というわけでもなかろうが、知る人ぞ知るところの「副島節」が炸裂する本でした。谷崎潤一郎以外にも三島由紀夫や芥川龍之介なども登場し、それぞれの戦争観などへの言及もある。三島と某タカ派自民党政治家(実名・名指しあり)とは同性愛者「同志」だったとの指摘もある。ううむ……。そうだったのか? まさか? いやいや、世の中、ネバーセイネバーだらけ?
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/06/20(2504日経過)
記録初日
2017/06/05(2519日経過)
読んだ本
2453冊(1日平均0.97冊)
読んだページ
630584ページ(1日平均250ページ)
感想・レビュー
2449件(投稿率99.8%)
本棚
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性別
自己紹介

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