偏見・差別・いじめがぎゅううっと濃縮されたような5話でしたが、皆さん負けずに自分の道を邁進されようとしていて、読後は爽やか～☆新入社員・須田さんの話が印象的。ラストの偶然見かけた憎き宿敵の凹む姿を見やる彼に共感。インスタとかで上がってる画像って、その人の一番キラキラしてる時で、羨ましい気がしてたけど、最近はその他の時間はなにしてるんだろうなあ、なんて思うようになっていて。残念ながら須田さんの進退は読み取れなかったけど、幸せを祈らずにいられないキャラでした。

赤松節がパワーダウン。ハードボイルドも国際詐欺もエログロも半端で残念な感じです。ただ、主人公が最初に住んでいたバリ島の某村の描写部分は、日常や祭りなどの熱気や風や臭いが伝わってきて、ローカルツーリズムを楽しめました。

金星★アガサ・クリスティー作品で初めて犯人を当てた！めっちゃうれしい～。犯人は登場時から怪しげで、思い返せばそこかしこにヒントが散りばめられており、読者に最も甘い作品なのかもしれません。鈍い私がミス・マープルが指摘した口伝だけで証拠がないことを気付けたし～☆新婚若夫婦が継母の失踪の謎を追う姿が睦まじく爽やかで、信じ合う夫婦は美しい。ミス・マープルの老婆心を小うるさく感じながらも、相談したりお願いしたりと頼っている様は、しっかりしながらも可愛いらしくて◎。年配者には素直に甘えよう、とのアドバイス頂きました

与謝野鉄幹のダメンズぶりに振り回される女性たちのお話。女性たちを花に例え「白百合の君」なんて呼んじゃう男が、１種類の花だけで満足することはないでしょ～。そんな男に長年連れ添った晶子さんは、生活力体力才の充実がすごい。それができなきゃ離れるか命を落とすか、まさに命懸けの恋でした。晶子さんは体が超丈夫なので勝者になりえたのかと思うほど☆子ども７人産んで家事やって仕事して...パワーの源は鉄幹への愛。それが突然の渡仏の動機ならば納得です☆

偏見・差別・いじめがぎゅううっと濃縮されたような5話でしたが、皆さん負けずに自分の道を邁進されようとしていて、読後は爽やか～☆新入社員・須田さんの話が印象的。ラストの偶然見かけた憎き宿敵の凹む姿を見やる彼に共感。インスタとかで上がってる画像って、その人の一番キラキラしてる時で、羨ましい気がしてたけど、最近はその他の時間はなにしてるんだろうなあ、なんて思うようになっていて。残念ながら須田さんの進退は読み取れなかったけど、幸せを祈らずにいられないキャラでした。

再読。古より、男より頭が良かったり、野心が強かったり、武芸に秀でた女を、男が妬んで「毒婦」と呼んできたのかしらん。「妲己の於百」が印象的。次から次の男へと譲られながらも、与えられた場で咲いた才色兼備の女。男に利用されながらも健気に尽くす様が悲しい。これが江戸～明治の女の生き方だったんだなあ～しみじみしました

またしても直感は正しかったのだけど...殺人理由は不明にて、ラストまで全く気付かず。伏線は幾つかありましたが、謎の双子は誰なの？を追いかけ、エキセントリックなミッチに惑わされ、見当つかず終い。ミスマープルは、不自然な行動をとった人への微かな疑念をそのままにせず探求するところが才能ですね。私はあの人の行動を「そういうこともあるだろう」と、何度もその理由を明らかにせず流してしまった。そもそも最初から？？だらけだったのに。次作こそは...と決意しても、また違う仕掛けでやられちゃうんだろうな、とほほ☆