何度も泣きそうになった心が熱くなる本。原田先生自身がスピーチライターになれるのではと思ってしまった。ワダカマの第一印象が鼻にかかる人、なのに知るにつれてだんだん素敵に見えてくる人物像がリアルで面白かった。スピーチの全文を読めたから空気感や熱量が伝わってきてその場にいるような感覚になった。

完全に一気読み。真相が明らかになっていく度に読み直し、読み終わってからもう一度該当部分を読み直し。まんまと作者の手のひらの上で転がされた。結局、自分がどんな人間かによって他人を見る目は変わってくるのだと思った。自分を信じている人は他人を信じるし、善意を持って行動する人は他人の行動に善意を汲み取るし、自分の狡さを分かっている人は他人の行動に狡さを見てしまう。行動は行動でしかなくて、そこから何を汲み取るかは見る人の考え方によるから必要以上にがっかりする事もないのかなと。

何度も泣きそうになった心が熱くなる本。原田先生自身がスピーチライターになれるのではと思ってしまった。ワダカマの第一印象が鼻にかかる人、なのに知るにつれてだんだん素敵に見えてくる人物像がリアルで面白かった。スピーチの全文を読めたから空気感や熱量が伝わってきてその場にいるような感覚になった。

1人も悪くない、というか1人は楽しいと思えた。最近1人が多いから余計に。そして出てくるご飯の美味しそうなこと、、！旅に出かけたくなった。とりあえず2週間先に控えている親友との2人旅が楽しみで仕方ない。計画からこんなに楽しいのは初めてかもしれない。

そこにはいないけれど少しずつ関わりある人が巡り合っていくのがよい。本病が本当に流行ったら困るけれど彼女ならではの面白い発想。

血と汗と泥に塗れた青春。淡々と語られる日々にもかかわらず生き生きとした早稲田ラガーマンの姿が口元を緩ませる。本気で挑む合宿の始まりに起こる事件に学生らしさが窺われて微笑ましい。東伏見の青春。懐かしいと感じた。