最近漠然とした退屈感を感じている折、本書が目についたので読むことにした。まず簡単に言うと、今の私の退屈感を払しょくしてくれる特効薬、処方箋ではなかった。しかし、退屈とはどのようなものかを考えるきっかけや、方法を教えてくれることで、自分自身に内在する退屈さと向き合う契機をくれたと思っている。思考を贅沢に浪費して実りある暇を謳歌したい。

最近漠然とした退屈感を感じている折、本書が目についたので読むことにした。まず簡単に言うと、今の私の退屈感を払しょくしてくれる特効薬、処方箋ではなかった。しかし、退屈とはどのようなものかを考えるきっかけや、方法を教えてくれることで、自分自身に内在する退屈さと向き合う契機をくれたと思っている。思考を贅沢に浪費して実りある暇を謳歌したい。

マキャヴェリズムの基になった著書ということで、どれ程の暴虐非道な内容が書かれているのだろうかと期待しながら読んだ。結果的にそのような悪辣さとは真逆の理性に基づいた為政者としての姿勢やスタンスを説明していた。彼の生きた時代では武器を持つということは一般的であったという背景を考えても、殺す行為自体を推奨はしていないのかなと。