2019年初読も下巻に行けないまま放置。2022年に放送されたドラマを配信で見て(しかも2周)、再読してみた。ああ、この面白さと壮大な仕掛けは翻訳ミステリ初心者が一度読んだくらいではわからなかったはずだわと大いに納得。久しぶりの一気読みの快感！さあ下巻にいくよー。

単行本での初読から三年後に再読。たった三年で読み方が変わって自分でも驚く。初読時は娘と嫁とおもちさんとの関係性、それと老化の描き方への視点。再読してみると、おもちさんの人生そのものに光があたっていると読める。特に勇さんとの滋味深い関係性。そして青春時代の回想。これ無くしておもちさんの人生は語れない。朝倉さんと同年だから、私の母も長生きしていればこんな晩年だったのかなあと思えば、さらにおもちさんが愛おしい。

上巻に続いてこちらも一気読み！あースッキリ大満足。これもドラマ配信を2周したおかげ。ドラマのレビューに、ピュントとスーザンを同じ次元に置くのはどうかってのがあったけど、あれは必然だったと思う。あと多少のアレンジもあったけど、でなければこの壮大で複雑な仕掛けを映像化するのは無理ってもんだ。相互に補完して楽しめたのは僥倖だった。

2019年初読も下巻に行けないまま放置。2022年に放送されたドラマを配信で見て(しかも2周)、再読してみた。ああ、この面白さと壮大な仕掛けは翻訳ミステリ初心者が一度読んだくらいではわからなかったはずだわと大いに納得。久しぶりの一気読みの快感！さあ下巻にいくよー。