極夜行後の北極漂流に至る過程の記録、第一部。 まだウヤミリックが相棒として健在で、会ったことのない存在なのに懐かしいような愛おしいような気持ちになる。 犬橇開始の第二部以降、じっくり楽しみたい。

極夜行後の北極漂流に至る過程の記録、第一部。 まだウヤミリックが相棒として健在で、会ったことのない存在なのに懐かしいような愛おしいような気持ちになる。 犬橇開始の第二部以降、じっくり楽しみたい。

二巻目なので少しは慣れてきたものの、相変わらず主語が行ったり来たりでわかりづらい…が、原文にはそもそもないのだろうから、ここまで書いてくれていることをありがたく思わねばならない…。 逆恨み？を買って明石へ流されて、そこでも当然のように浮名を流し、都で代替わりがあって華々しく中央へ復帰。まぁ、天皇の息子だしさもあらんと思うけども。 解説の石田衣良ではないが、軽々しいったらない。 藤壺の宮が墓場まで持っていったものをあっさりバラす坊主の無責任ぷりにも呆れる。 出生の秘密を知ってしまった冷泉帝あはれ。